いよいよ明日!
iPhone 15発表イベントを現地で取材していた村上タクタさんより、iPhone 15シリーズ実機の先行インプレッションが届きました。
明日の発売日に向けてソワソワしていたところですが、いったんこれを読んで落ち着こうっと。
2008年に表参道のソフトバンクに並んで以来、毎年新型を買っているので、早15年!
それでもiPhoneの箱を開けるのはワクワクするものです。といってもこれは取材用にお借りした機材で、自分のは、また後日……なのですが。
新しい時代のパッケージは、少し質素
「電子機器が美しい化粧箱に入っている」というトレンドを作ったのはアップルでしたが、そのトレンドを終わらせたのもアップルでした。

最近のアップルの箱は100%再生素材で出来ています。クシャクシャと剥がすのがワクワクだったシュリンクラップもなく、箱の色も心なしかくすんでいます。
でも地球の未来のためだもん。そう思えば、むしろカッコよく見えてくるから不思議。

箱の中もリサイクル素材。ケーブルが紙の輪っかに巻かれているのもそういう事情です。
ちなみに、本体のアルミニウムもリサイクル素材ですし、MagSafeに使われてるコイルの銅も、バッテリーのコバルトもリサイクル素材にこだわってます。
年間2億個以上生産されるiPhoneを少しでも環境に優しい存在にするのは、地球にとても大きな影響を与えるのだそうです。

で、今年からのUSB-C to USB-Cケーブル。
ちなみに、シリーズ全部同じケーブルで、充電用という前提です。480Mbpsしか通らないので、iPhone 15/15 Plusでデータ通信に使うには問題ないですが、iPhone 15 Pro/15 Pro Maxの10Gbpsというデータ通信速度を活かそうと思うなら、USB 3.2 Gen2に適合したケーブルが必要です。
手に馴染むチタニウムボディ
というわけで、新しいiPhone 15 Pro。ブルーチタニウムです。

iPhone 12シリーズ以来、エッジが立っていたのですが、iPhone 15 Proはひさしぶりに角がゆるやかなRになっています。
これがめっちゃ手に馴染むのです。手に持つと、従来型のiPhone 14 Proより少し小さく感じるほど。チタンの肌触りも、手に馴染む理由のひとつかも。
そして今話題のUSB-Cポート。

これは、iPhone 15 Pro Maxなので、10Gbpsの高速データ通信が可能です。
ちなみに色はブラックチタニウム。ちょっと指紋が残ってますね。すみません。マットな質感ですが、指紋は残りやすいんです。
迫力の3連カメラ
ブルーチタニウムのiPhone 15 Proのカメラ部はこんな感じ。カメラ部分は、わずかに従来モデルより広く出っ張っています。たぶん、1mmか0.5mmほど。マットな質感のボディに、巨大な3連カメラが異形感を出しています。

ブルーチタニウムのiPhone 15 Proと、ブラックチタニウムのiPhone 15 Pro Max揃い踏み。角のRが去年モデルよりゆるやかなの、お分かりいただけるでしょうか? それと、マナーモードの部分がスライドスイッチではなくなり、アクションボタンに。機能を割り当てることができます。

使ってみると、カメラを割り当てたら便利でした。
長押しでカメラが立ち上がって、そのままアクションボタンがシャッターボタンになります。
立ち上げる時に、どのモード(セルフィーなのか? 動画なのか? など)で立ち上げるのかも設定できます。
シャーベットカラーのiPhone 15/15 Plusはとてもかわいい
写真では、色味が上手くでないのですが、スタンダードラインのiPhone 15/15 Plusも素敵です。これ、iPhone 15がイエローで、iPhone 15 Plusがブルーです。背面の部分が白っぽくてシャーベットカラー。カメラ部分だけ、ツヤありで色が濃くなっていて、シャーベットにシロップがかかったみたい。

こちらは、サイズ感的には従来モデルとほぼ同じ。マナーモードスイッチも、従来通りのスライドです。

ケースも地球に優しい

アップルは、「レザーを使わない」と宣言しました。
エルメスのようなアルチザンが少量生産するのと違って、アップルがレザーを使うとなると、実に大量のレザーが消費される。そういうことらしいです。
アップルはレザーを取りやめ、リサイクルしやすい素材で作った『ファインウーブン』という素材のケースを使っています。
質感は悪くないけど、革製品とはまた違った感じです。
明日、22日にiPhone15シリーズが発売です。みなさんはどの色を選ばれたのでしょうか? 楽しみですね!
(村上タクタ)