AKAIからMPC One +が発売されました。2020年のリリース以来、売れまくっている音楽制作ワークステーションMPC Oneの機能強化版です。
MPC Oneの強みは、PCと接続しなくてもスタンドアローンで音楽制作できる気軽さだと思います。
MPC自体がパッドを叩いて入力するという直感的なインターフェースを持っているので、単体でポンポン作業できたほうがいいですよね。

今回のMPC One +では、まずストレージが4GB→16GBに大幅強化。ユーザー領域は約7.8GBですが、これだけあれば、ほぼどんなスタイルの音楽制作でも問題なしでしょう。
あとWi-FiやBluetoothにも対応しました。Wi-FiではAbleton Link 3に対応し、デバイスのワイヤレス接続が可能。BluetoothのMIDIコンも使えます。
ボディカラーはMPC Oneの黒から赤に変更されました。かなり鮮烈なトーンでライブ映えしそう。

1987年のMPC60から35年以上を経てますます進化し続けるMPC。1台でサンプリングミュージックを完結させようというコンセプトは今もなおブレておらず、痒いところに手が届いた新機能追加は頼もしい限りです。
価格は9万4800円。機能を考えると非常にリーズナブルに感じます。期間限定でMPCプラグインインストゥルメントを無料ダウンロードできるバウチャーが付いてくる特典も見逃せません。
Source: AKAI Professional