ゲームが当たり前な時代だもの、PCも全部やっていこう。
日本HPのゲーミングブランドであるVictusおよびOMENから、2023年モデルの新しいゲーミングノートPCが発表されました。今春の新作は、6モデル!
VICTUSはカジュアルさを、OMENはハイエンドゲーミングを意識したブランドです。この図式はこれからも変わりませんが、HPはもっと包括的なゲーミング需要に応えていくとのこと。その宣言がこちら。

ゲーミングソリューションカンパニーのてっぺんを目指す。具体的にはライトゲーマーからコアゲーマーはもちろん、コンシューマーで遊んでいる人にもアプローチをかけていくそうな。とにかく色んなゲーマーに応えるブランドを目指すってことですね!

発表された新製品は、ゲーミングノートPCが6モデルとディスプレイが6モデル。コアゲーマー向けのOMENモデルからはゲームと仕事とのクロスオーバー使いを意識した新路線も登場しています。
ゲームも仕事も抜かりなし「OMEN TRANSCEND 16」

TOP画像でも紹介している「OMEN TRANSCEND 16」は、ゲームと仕事の両立を意識した新路線モデル。外装にマグネシウム系アルミニウム合金を使うことで、軽量でありつつも堅牢さを実現しています。あちこち持ち歩くなら頑丈さは大事ですからね。
最上位モデルのスペックは、Core i9-13900HX / RAM32GB / RTX 4070と申し分なし。ディスプレイにはVESA Display HDR 1000に準拠したmini-LEDを採用し、クリエイティブソフトへの需要にも応えています。重量約2.17kgでこのスペックはかなり高水準。
よりパワーを求めるなら「OMEN 16/17」

「OMEN 16」は「OMEN TRANSCEND 16」と同様にロゴが新しくなりました。デザインが一新され、シンプルなタイポグラフィをあしらっています。最上位モデルはRTX4080を搭載し、ハイアマとしてはほぼ文句なし。

一方の「OMEN 17」は背面ロゴはそのまま、順当にスペックアップ。最上位モデルはi9-13900HX / RAM32B / RTX 4090のモンスタースペックです。17.3インチの大画面で、いざゲームの世界へ。
カジュアルにゲームを楽しむなら「VICTUSシリーズ」

「VICTUS 15」はHPのなかではもっとも手頃なゲーミングノート。こちらも順当なスペックアップを果たしました。

「VICTUS 16」はIntelモデルとAMDモデルがあり、値段とスペックの種類がもっとも豊富なモデル。Intelモデルの最上位はRTX 4070を搭載しています。
まとめると、「VICTUS 15」「VICTUS 16(IntelもしくはAMD)」はこれからPCゲームを始める人を意識したモデル。「OMEN TRANSCEND 16」「OMEN 16」「OMEN 17」はゲームも仕事もクリエイティブソフトも触りたい人を意識したモデルという感じです。
また、今まではHPのゲーミングモデルにしか入ってなかったソフト「OMEN Gaming Hub」が、Envyなどの非ゲーミングPCにもやってきます。その理由は、クラウドゲーミング。OMEN Gaming HubからアクセスできるGeForce NOWで、色んなゲームを遊んでみてほしいとのことです。なんせ1,500タイトルもありますから! 色んな需要、満たしてきてるねぇ。
ディスプレイは細かい部分にこだわりが
ディスプレイは、サイズの小さい順に「OMEN 24 165Hz FHD」「OMEN 27q 165Hz」「OMEN 27qs 240Hz」「OMEN 27K 144Hz 4K」「OMEN 32q 165Hz QHD」「OMEN 34c 165Hz Curved」が新登場。

代表として「OMEN 27K 144Hz 4K」を見ていきましょう。このモデルには「KVMスイッチ」という面白い新機能がありまして。

間接照明として使える背面ライト「ARGBライティング」の左下をよーく見ると…。

「KVM」の文字が。これは1組のキーボードとマウスで2台のPCを使う場合(貸与されたPCと私用PCの組み合わせなんかがありがち)、ボタンを押すだけでデバイスの接続先PCの入れ替えができるというもの。なのでマウスやキーボードはディスプレイ側に接続しています。仕事とゲームとでPCを分けてるけどディスプレイは共有ってしてるときにはかなり便利!
他にも、一部のモデルはVESA ClearMR(モーヨンブラーの業界標準規格)や、VESA Adaptive Sync(GPUのレンダリングにあわせてディスプレイのフレームレートを調整する機能)に対応。
余談ですが、eスポーツ界隈では24インチ前後のディスプレイが多いらしく、その理由は大型ディスプレイだと視線移動が増えてしまうから。ところがNvidiaの研究によると、高解像な27〜32インチのディスプレイを使った方が正確性や操作性において「わずかに」優位性が出たとのこと。OMEN的にはこの理論に則って27インチのディスプレイの注力してるんですって。なるほどねぇ。
ゲームの裾野を、OMENが広げる

いまやゲームは競技であり、趣味であり、コミュニケーションのツールでもある。そう考えるとゲーマーのペルソナはどんどん多様化していくだろうし、あらゆるゲーマーを意識していくHPの目線は時代にハマってると感じました「OMEN TRANSCEND 16」の設計思想なんかは個人的にかなり好きですね。サイズとスペックのバランスが絶妙でした。
今回紹介したノートPCやディスプレイの詳細は日本HPの公式ストアに。2023年も、つよたのしくいこうか。
Source: HP