ただしB2Bの取り組みであって、個人では買えないみたい。
90年代には電動アシスト自転車の開発をしていたホンダが、久々にこの分野に戻ってきました。とはいっても作るのは自転車ではなく、スマートフォンと連携するコネクテッド機能です。
この新たな取り組みの名前は「SmaChari」(スマチャリ)。スマートなチャリのプラットフォームになるってことですね。

普通の自転車を電動化するためのユニットは、海外でたくさん販売されています。
Aliexpressで「電動 アシスト キット」と検索したら、それはもうでるわでるわ。たんまりです。
しかしこれらのユニットは日本の道路交通法に合わせてはくれません。24km/hを超えてもアシストしちゃうフルパワーばかりだから、日本の公道では使っちゃいけないタイプなんですね。
そこでホンダは、自転車の構造に合わせてアシスト量をコントロールする出力制御機能と、スマートフォンを介したさまざまなコネクテッド機能をもたらすプラットフォームを開発。自転車メーカーや自転車ショップに提供します。
具体的には電源のON/OFF、マップ表示、乗る人に合わせたアシスト出力の最適化、速度やバッテリー残量の表示、故障の検知、走行データ管理、位置情報の共有、オーナー情報の管理や消費カロリー計算などの機能があるみたい。

SmaChari第一弾として発売されるのは、クロスバイクRAIL ACTIVEをベースに電動アシスト化した「RAIL ACTIVE-e」。全国33店舗の自転車ショップ ワイズロードで9月から販売されます。
お値段は22万円(予定)。なお車重は15kgなので、30万円クラスのe-Bikeと同等以下の重さです。
軽量アルミフレームを用いたベースモデルとはいえ、このスペックには興味もっちゃう方も多いでしょう。
Source: 本田技研工業