お金を払って得る権利…。
Twitterの投票機能を使い、自身の退任をユーザーに問うたイーロン・マスク氏。結果、「Twitter CEO辞任すべき」が過半数を超えてしまいました。投票結果に従うかどうか、マスク氏の動向に注目が集まっています。が、日本時間12月21日11時の現在時点では、マスク氏は投票結果については完全スルー。ツイートはしているので、見てはいるはずなのですが…。
イーロン・マスク氏といえば、よくいえば絶対的なトップ力と柔軟な考え方、悪くいえばやりたい放題なことで知られているので、もしかしたらあるかもしれませんね…。再・投・票!
再投票があるかも
Good point. Twitter will make that change.
— Elon Musk (@elonmusk) December 19, 2022
投票ツイート後のことですが、マスク氏はこんなツイートをしていました。Twitter規約に関する投票については、そこに直に関連するBlueユーザーだけにしてはどうか? という意見に対し、「いい意見。その変更もやろう」とリプライしていたのです。これ、投票結果が出る前のコメントなので、まさか過半数から辞めろと言われるとは思ってなかった時のマスク氏ではあるのですが、気になります。ありそう。やりそう。
Twitter Blueって何?
Twitter Blueとは、Twitterの有料ユーザー。月額約1,000円ほどで、アカウント横に青バッジがつく&新機能をいち早く使うことができます。
現在、日本ではまだ導入されておらず、お金を払ってBlueになれるのは、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのユーザーのみ。つまり、全Twitter人口からするとほんの一部の人だけということになります。
この一部の意見、それも有料会員(=マスク氏賛成派が多いと思われる)の意見でプラットフォームの規約を決めるのは危険なのではないでしょうか。一部による投票結果を民主主義と呼ぶのは横暴に感じます。
一方でTwitter社は、現在は株式非公開企業であり、マスク氏の好きにしたらいいという意見(マスクファンの声ですけど)もあります。確かに好き勝手するもしないもマスク氏の自由なのですが、それでプラットフォームがどうなるかはまた別の話。
さて、マスク氏はTwitterトップを辞任するのでしょうか。彼、スルー力もなかなかのものですからね。