Facebook、WhatsApp、Instagramの親会社であるMetaが大規模リストラを予定していると、ウォール・ストリート・ジャーナル紙（WSJ）が報じています。リストラ通告は今週中（早ければアメリカ現地時間で明日水曜）にも始まるかもしれないとのこと。
Facebookのユーザー数は27億人、WhatAppは20億人と、世界にサービスを提供するグローバル企業のMeta。ここ3年の新規雇用数は3万7000人を超えており、総社員数は約8万7000人です。WSJいわくリストラ規模は数千人で、報道通りリストラが決行されれば、Facebook時代も含めMeta史上最大のリストラとなります。
大規模リストラの裏にあるのは、マーク・ザッカーバーグ氏の異常なまでのメタバース愛。フルコミットで全力投球していますが、現段階ではどうにもうまく機能しておらず…。MetaのVR空間Horizon Worldsは問題が山積みです。2021年9月、まだ社名がFacebookだったころは1兆ドル（約146兆円）だった時価総額は、現在2400億ドル（約35兆2000億円）ほどに激減。10年先を見据えてメタバースに取り組んでいるらしいザッカーバーグCEOですが、今を乗り切るのは容易ではなさそう。
イーロン・マスクがトップに就いたTwitterも大規模リストラ中。Twitterの事情は少々特殊とはいえ、米国ではほかにもNetflix、Spotify、Shopifyなどが次々とリストラを行なっています。テック業界のリストラの嵐はまだ始まったばかりに過ぎないという意見もあり、不安が広がっています。
労働が自動化しても利益は企業へ。じゃあリストラされた人たちはどうなるの？
ダボス世界経済フォーラムで提出されたレポートでは｢政府が税金を投入して自動化によって生まれた失業者の再教育をする必要がある｣と提案しています。パッと聴くと納得し...
Source: WSJ
