次世代半導体に参入するラストチャンス!
経済産業省は年内に次世代半導体の研究開発拠点として、技術研究組合最先端半導体技術センター(LSTC)の設立と、量産製造拠点を新会社Rapidus(ラピダス)が担うことを発表しました。民間やアメリカなどと連携して、2ナノ(ナノは10億分の1)メートルより細い次世代半導体の開発を目指します。回路線幅が細いほど高性能で消費電力が少ない半導体となるため、超高速通信や自動運転などの次世代技術に欠かせません。
参加団体
研究開発拠点LSTCは、東京大学、東京工業大学、東北大学、理化学研究所や、アメリカで設立が予定される国立半導体技術センター(NSCT)との連携も視野に入れています。Rapidusは、トヨタ自動車、デンソー、ソニーグループ、NTT、NEC、ソフトバンク、キオクシア、三菱UFJ銀行の8社が合計で73億円出資しています。
今後の動き
政府は半導体支援策に1.3兆円の補正予算案を策定しており、Rapidusは早ければ2026年ごろの量産体制を確保する見込みです。次世代半導体が、どんなガジェットの頭脳となっていくのかが楽しみです。