まるで映画のワンシーン!
日本とは異なり、まぎれもなく米国は銃社会です。でも、だからってさすがに飛行機内までは、自由に乗客が銃を持ちこむことはできません。しかしながら、このほどアメリカ運輸保安庁(TSA)は、生の鶏肉のなかに銃を包み込み、飛行機へ銃を持ちこもうとした人物を発見して取り押さえたことをInstagramで公表しましたよ。
米国ではこれから感謝祭の祝日に向けて、飛行機で移動する人々が増え続けていきます。このタイミングにて、チキンへ隠しこんだ銃の写真を投稿するのはなんともアメリカらしいですけど、もし大事件になっていたりしたら冗談では済みません。実際に押収されたのは、今年の9月27日にフロリダ州南東部のフォートローダーデール空港にて、ハイチへ向かおうとしていた人物からだったとのことですけど、すでに米国土安全保障省(Homeland Security)はこの人物を逮捕して詳しい捜査を進めており、現時点で詳細は明らかにされていません。
増え続ける押収件数
ちなみにTSAは、今回のように工夫を凝らして銃を機内へ持ちこもうとする手口について、Instagramなどで度々明らかにしてきました。やはりハロウィーンのシーズンにはスイーツを使って…といった季節に合わせて流行する偽装アイデアなんかもあるみたいです。過去の押収件数と比較すると、2020年には米国内の空港の手荷物検査場にて3,257丁の銃火器を発見。当時はコロナ禍でやや落ち着きを見せていました。
しかしながら、昨年の押収件数は5,972丁と、これまた飛躍的に増加しました。しかもそのうち86%は、弾丸まで装てんされていて、いつでも銃を撃てる状態になっていたというのですから驚きです。もっと安心して空の旅を楽しめるようになってほしいものですよね。
Source: TSA(Instagram)