長く一緒にいたら愛着がわいて当然。人間は、ロボットに対しても感情を持つのです。
NASAが改発した火星探査車オポチュニティ。2003年7月に打ち上げられ、火星に到着したのは2004年1月。当初予定されていたミッションは90日間のはずが、幾度も延長を繰り返し、オポチュニティは15年もの長い間火星の地を走り回ることに…。Amazon Prime Videoオリジナルの『Good Night Oppy』は、オポチュニティとその開発、運用に関わった人々を描いたドキュメンタリ作品です。タイトルの「Oppy(オッピー)」は、NASA職員が気づけば呼んでいたオポチュニティの愛称。オッピーというかわいらしくキャッチーな愛称だけでも、オポチュニティがどれだけNASAから愛されていたのかわかります。
正直、オッピーという愛称を踏まえてから、15年のミッションの末に最後はついに通信が途絶えたというWIkipediaのミッション概観の下りを読むと、それだけでちょっと涙がでちゃう。作中では、オポチュニティの構造やミッション、火星についても学べますが、やはりメインは人とオッピーの間に生まれた感情。オッピーは、その調査功績だけでなく、チームメイトとして、バディとしてもNASAにとって特別な存在なのかもしれません。
監督は『わたしは金正男を殺してない』などを手掛けたライアン・ホワイト氏。ナレーションは、俳優のアンジェラ・バセット氏が務めています。アメリカでは一部劇場公開されていますが、日本では11月23日よりAmzonプライムビデオで視聴できます。
Source: Amazon