楽器メーカーならではの堅牢性も信頼できるね。
Roland(ローランド)のBOSSブランドから、新製品「FS-1-WL」が発表されました。見た目は音楽演奏に便利なフットスイッチですが、Bluetoothでさまざまなデバイスとつながるのが特徴。音楽だけでなくゲームやイラストなどにも応用できる高い汎用性を秘めてるんです。
MIDI以外の情報が伝送できる

FS-1-WLは電子楽器によく用いられるMIDIと、PC用のキーボードやマウスなどの入力装置に該当するHIDの2モードを搭載しているのが特徴。例えばHIDモードではフットスイッチをShiftやctrlといったキーボードのキーにアサイン可能で、いわば足でショートカットキーを操作できるわけです。
一方のMIDIモードでは電子楽器の操作やMIDI CCが設定でき、DAWなどの音楽制作ソフトも操作できます。どちらのモードも専用エディターを使うことで切り替えや設定が可能。「KATANA-AIR」のようなローランドのワイヤレス製品とも連携ができます。

そしてBluetoothで繋がるということはスマホやタブレットにもつながります。用例ではYouTubeの動画を見ながら練習する際に、動画の一時停止や速度調整といった操作をフットスイッチで行う方法が紹介されていますね。電子スコアの譜めくりもできるので、弾き語り中にタブレットに表示させたタブ譜を指で移動させるストレスからも解放されます! あれめちゃ面倒じゃない?

本体にはUSB端子やMIDI Out端子、外部フットスイッチやエクスプレッションペダルをつなぐための端子もあります。ワウやボリュームコントロールのような連続的な演奏もFS-1-WLを介して可能なわけですね。
シンプル、それゆえに汎用性が高いFS-1-WLは、2022年11月26日にオープン価格で発売予定。クリエイティブもゲーム向きショートカットもこなせるフットスイッチ、なかなかアイデアが広がりそうじゃないですか?
Source: BOSS