戦闘力は測れないけどね。
自動車にはルームミラーがありますが、左右のミラーしかないバイクは後方確認がちょっと苦手ですよね。その弱点をカバーするのが最新のテクノロジー。
おでこには前方をカバーするカメラと、後方240度の視界を確保するデュアルカメラで、右目部分にあるHUD(ヘッドアップ・ディスプレイ)に映像を映すヘルメット「iC-R」シリーズが生まれました。
このヘルメットに死角ナシ
前方は目視できるとして、後ろと合わせて360度の全方位が確認できるので、より安全に走ることができます。HUDは、『ドラゴンボール』のスカウターみたい。いくつもの情報が表示されるのは、アイアンマンの中にいるみたいです。
筐体はカーボンファイバーとケプラー繊維で作られており、軽くて頑丈。内部の風通しも考えており、頭が蒸れにくくフィルターで綺麗な空気が流れるよう作られています。カメラは音声コマンドで録画も行え、スマホ用アプリでの確認や、GPSのおかげで紛失時に探すことも可能です。
テールランプもありますが、近接センサーもあるので、後ろからの煽り運転を検知し、警告音で知らせる機能も安心。スピーカーとマイクで音声通話もでき、もし事故が起こっても装着者が5~20秒以内に応答しないと、緊急連絡先と最寄りの緊急サービスに連絡する機能まで備えているとのことです。

景色と音声を生配信することも
運転中の音楽は危険ですが、ツーリング仲間との会話も楽しめます。額にある前方カメラはアクションカメラなので、走行中の景色をあとで見返すだけでなく、生配信も可能なんだとか。これはバイク乗りのユーチューバー必見ですね。
機能により4種類から選べる
結構なハイテクっぷりなので、価格は上記の機能が全部盛りの「iC-Rs+」が1,869ドル(約27万1300円)となっています。カメラの解像度が少し落ちても良ければ、1,744ドル(約25万3100円)の「iC-Rs」、さらに前方カメラがなくても良ければ1,234ドル(約17万9100円)の「iC-R」、前後カメラもHUDのもGPSもないエコノミー・タイプ「iC-Re」だと719ドル(約10万4300円)です。INDIEGOGOよりどうぞ