ラグジュアリーと未来感の融合。
天使のエンブレムで有名なロールス・ロイスが、ついにEV車の発売を発表しました。その名も「スペクター」。「ファントムクーペ」の精神を引き継ぎ、電動化による未来感が調和されたデザインがもうたまりませんね。ロールス・ロイスはスペクターを皮切りに、2030年までに全モデルをEV化させると発表しました。実はロールス・ロイスにとって、電気モーターの採用は新しいコンセプトではないんです。公式によれば、ロールス・ロイスの創設者であるチャールズ・ロールズ氏は、1900年4月、自動車の電動化を予言していました。ロールズ氏は「コロンビア」と呼ばれる電動自動車に乗車し、電気駆動こそが理想であると公言していたそう。
それが122年越しに現実になったって、すごくないですか?
でも、もっと前からEV車にできたんじゃないの?と思ったそこのあなた。その疑問について、公式によれば、ロイス・モーター・カーズの現CEOエトヴェシュ氏は「今までは、電気自動車として利用可能なテクノロジーが、ロールス・ロイスの乗車体験にふさわしいレベルにはなかった。ついに、ラグジュアリーの未来への道筋を変えるときが来た」と宣言したそう。
すごい、高級車としてのプライドがすごすぎる。だからこそ、何百年も愛されるブランドなのだなと感じました。それにしても、ロールス・ロイスをもっとも所有している国のひとつ、サウジアラビアは、世界最大級の産油国のひとつでもあります。EV化についてどう思っているのか気になりますね…。