登録も簡単。
スマートフォンのロック画面の解除。いくつか方法がありますが、最近では指紋認証や顔認証といった生体認証が主流になっています。
もちろん、Google（グーグル）のスマートフォン、Pixel 7／7 Proにも指紋認証と顔認証があります。しかし去年のPixel 6の指紋センサーはすこし不安定だったり、Pixel 4の顔認証は目を閉じていても機能しちゃったりしていました。今年は7はどうなのか、検証です。
自分の指紋をPixel 7／7 Proに登録
まずは指紋認証から。基本的な流れは、設定画面から表示される指示に従って、指を押し当てて指紋を認識させていきます。
以前なら指紋をきちんと認識させるために、指の角度を何回か変えてグリグリやる必要があったのですが、Pixel 7／7 Proは、その労力がかなり軽減されています。
あんまりグリグリしなくていい理由は、認識させるときに表示される指紋のマーク。これ、実は微妙に位置が移動してるんです。だから、こちらが意識的に指の角度を変えなくてもいいんです。あったまいいー！
想像していたより、登録に関してスムーズにできましたし、解除も画面に指を置くだけとシンプルでした。
指紋の登録が済んだら、ロック画面でマーク上に指を置けばロック解除されます。指や画面がちょっと濡れていたり、ひどく汚れていたりすると認識されないこともありますが、たいていの場合は即座にロックが解除されます。6の時ような遅さは特になし！
顔認証の登録も予想以上にスムーズ
お次は顔認証。まずは自分の顔を登録する必要があります。
スマホの顔認証の多くは、結構顔をぐるぐる回したりして、完璧に顔を認識させるのに時間がかかったのですが、Pixel 7／7 Proはどうなんでしょうか。
実際にやってみたところ、拍子抜けするほどあっさり顔が登録できました。真っ正面向いて、上向いて、下向いて、で終わり。30秒くらいですかね。1分はかかってないと思います。
で、ロック解除ですが、これも気付かないくらい素早く解除されます。いや、ほんとこれ、体感していただきたい。顔認証も進化したなーなんて、ちょっと感慨深くなっちゃいました。
Pixel 7／7 Proの顔認証ギリギリチャレンジ！
最後は、顔認証の限界はどこなのか、いろいろ試してみました。どこまで認証できるでしょうか？
メガネ
まずはメガネをかけた状態でロック解除。まあ、これは軽々クリアです。
マスク
マスクをしたままではロック解除は無理でした。でも、指紋認証と併用すればほとんどストレスを感じることはないでしょう。
鼻マスク
鼻が見えるくらいまでマスクを下げたらどうだろうと実験したところ、これでもロック解除されませんでした。
アゴマスク
ええい、アゴまで下げれば解除できるだろ！ と試したら、解除成功。口よりうえが見えていれば解除できるようです。
メガネ＋マスク
メガネとマスク。この組み合わせの人は多いかと思いますが、やはりロックは解除されませんでした。まあしょうがないですね。
目をつぶる
目をつぶった状態でチェック。これでロック解除できると、寝てるときに誰かにロック解除されちゃう可能性があるのでヤバいんですが、そこはPixel 7／7 Pro、ピクリとも動かず。
視線をはずす
じゃあスマホ本体を見ないでよそ見している場合はどうだろうということでやってみたら、解除されませんでした。手強い。
写真
顔が同じなら写真をPixel 7／7 Proに見せれば勘違いしてロック解除しちゃうんじゃね？ ということで試してみたら、まったく解除する気配なし。セキュリティレベル高いな…。
動画
今度は動画を撮影してPixel 7／7 Proに見せつけてみました。動いていれば本人と認識するかも。そんなゆるい危機感はガン無視で、Pixel 7／7 Proはつれない素振り。なかなか心を開いてくれない。
赤外線センサーなどを使わないカメラのみの顔認証なので、ちょっとセキュリティー甘いんじゃないかと思いましたが、そんな事はありませんでした。少ないハードウェアでもソフトウェアで高機能を実現するのはGoogleの得意技。見せつけられました。
どのくらいの暗さまでいけるか？
最後に、暗いところでの顔認証はどうだろうとやってみました。その結果、かなり暗いところでもロック解除に成功しました。
肉眼で見るとこのくらいの暗さ。
もうちょっと暗くすると、ロック解除されませんでした。体感的には渋谷の夜7時のスクランブル交差点の信号待ちくらいの明るさなら、ロック解除されますね。わかりづらいですけどね。
とまあ、いろいろ試してきたのですが、Pixel 7／7 Proの指紋認証も顔認証も、思っていた以上に快適に登録できて、ロック解除も素早いものでした。
マスクをしていることが多いので、指紋認証と顔認証のダブル生体認証はかなり便利。世界中のスマホがそうなればいいのに！
Source: Google
