まるで地を這うUFO。
最高時速がせいぜい1.8km程度のお掃除ロボ「ルンバ」。ゆっくり動くモーター仕掛けのメカは、これまで高速走行ができるよう魔改造されてきた歴史があります。ですが魔改造マニアからすると、どれも気合が足りないのだそうで、最高時速57kmで爆走するルンバが誕生しました。
10年前のモデルが世界最速に
作ったのはDIY系YouTubeチャンネルのelectrosync。今回は10年前のモデル「Roomba 630」に2万RPMで回転するモーター×2や3D印刷したパーツなどを組み込み、プロポで操縦できるようにしました。
あまりの速さにパーツが吹っ飛んだり、自作タイヤが壊れるなど、紆余曲折を経て時速57kmを叩き出したルンバ。作者いわく世界最速だそうですが、まだ改造の余地があるようで、今後は記録を塗り替える改造がお目見えするかもしれません。これは期待ですね。
水も空も制したルンバ
ちなみにelectrosyncは、1年前に水に浮いてプールを掃除するルンバを作った人。何かとルンバを魔改造するのがお好きなようです。
以前にはダクテッド・ファンを合体させ、ドローンのように宙に浮いて移動したルンバもありました。モーターで動くガジェットを魔改造するのは、人の性(さが)なのでしょう。そろそろ宇宙に行っても不思議ではありませんね。
Source: YouTube (1, 2) via The Awesomer