「うちはテレビ大きくないしサウンドバーはいらないな〜」って人にこそ。
SONOSの最新サウンドバー「Ray」が、2022年9月14日に発売されました。先に試聴してきた編集部のレポもあるのですが、改めて国内での発表会でもチェックしてきました。いやぁ…これ良い音だねぇ。

また、小型のサブウーファー「Sub Mini」も同時に発表されました(奥に見える円柱型のブツ)。こちらは2022年10月6日発売予定。サウンドバーとサブウーファーのセットとしてはかなり省スペースなのも特徴。
小さなボディにパワフルな鳴り

40インチ台のテレビに「Ray」をあわせると、これくらいのサイズ感。かなりコンパクトにおさまってます。

高さも奥行きもこの通り、コンパクト。左右の壁に音を飛ばすことで、反射を使った立体的なサウンドを実現します。いざ音を聞いてみると、このサイズのサウンドバーから出てるとは思えないほど音に広がりがあり、かつ低音もしっかり感じられました。

SONOSおなじみ、設置した場所に対して最適な音場になるよう自動調整してくれる「Trueplay」機能も完備。テレビの前にポンと置けばあとは勝手に良い音が鳴ってくれるという、なんともイージーなヤツなのですよ。

端子類は入力の光デジタルと電源部のみ。昨今のサウンドバーはHDMIで繋ぐものが多いのですが、そこもあえてシンプル。その代わり、SONOSアプリを介して設定や他のSONOSスピーカーとのリンクなどができます。AirPlay2、Spotify Connect、Amazon Musicとの連携にも対応。Bluetooth接続はありません。
SONOSのサウンドバーはテレビの音源だけでなく、いわゆる音楽再生のためのスピーカーとしても強く役割が持てます。Amazon Music HDやDolby Atmos Musicにも対応してるので、コンパクトな「Ray」はリビングBGMとしても使いやすいそうに感じまいした。大きなサウンドバーはどうしても圧迫感があるけれど、これくらいのサイズ感ならば。
インテリアみが強いサブウーファー

お次は「Sub Mini」をチェック。真ん中に楕円形の穴が空いた異質なシルエットですが、穴が空いたスペースに向かい合うよう2基の6インチ径ウーファーが設置されてるんですよ。

ほら、底面にサブウーファーが無い! ウーファーを向かい合わせにすることでフォースキャンセリング効果を実現し、不要な振動を打ち消してノイズを抑えているとのこと。この構造のおかげで床の振動を抑えることにも成功してるんじゃないのかな、とも思ったり。

サブウーファーが鳴っているタイミングで水の入ったグラスを置いてみましたが、水面が揺らいでる様子は見られません。本体の振動がピタっと止まっている=不要共振が抑えられている=ノイズも無いし床の振動も無い、ってことなのでは!?

サイズ感はこんな感じ(テレビの前にあるのは「Ray」よりワンサイズ大きい「Beam」)。実際に聞いてみると、やっぱりウーファーがあると低音の迫力が段違いです。はじめはサウンドバー単体でも低音鳴ってるじゃん」と思っても、そのあとでサブウーファーをONにすると「全然違うじゃん!」ってなるほど。映画はもちろん、音楽においてもキックやベースの厚みが異次元化します。


最後にSONOSファミリーギャラリー。サウンドバーやサブウーファーでカラバリがあるの、良いよね。
サウンドバーデビューにちょうど良いサイズ(でも音質はめっちゃ良い)
「Ray」はすでに発売中で、価格は3万9800円。「Sub Mini」は10月6日発売予定で、価格は6万4800円。SONOSの人いわく、日本ではサウンドバーを使ってる人はまだ10%にも満たないそうで、「Ray」のサイズと価格は、そうした層のサウンドバーデビューにも良い選択肢と感じました。

そういえば発表会では「Ray」や「Sub Mini」を試聴しつつ、「One」をリアスピーカーとして使ってたんですよね。前と背後からの立体的なサウンドはすごかったなぁ…。映画の銃撃音とか左右から聞こえまくりだったし、SONOS製品はそれぞれ連携できるのも魅力ですね。プロダクトとしても面白いのだわ。
Source: SONOS