とびっきりすぎませんか?
テクニクスのターンテーブルといえばSL-1200シリーズが有名ですが、「1200」という型番があるなら、1000とか100とか1とかもあると思いませんか? あるんです。たとえば初代SL-1200と同じ1972年に発売されたレジェンドなSL-1000は当時のハイエンドモデル。大卒初任給が5万2700円だった時代に14万5000円というプライスで、オーディオ好きの人たちの羨望を集め…と聞いています。
コントロール部は別体式
さて本題。新たにテクニクスが海外で発表した「SL-1000RE-S」は、まさにSL-1000の系譜となる最新ハイエンドモデルです。驚くべきはその価格。1万9000ドルです。日本円にすると約261万円です。ええと、ドルを円にしただけだから、ここから消費税も乗せると見たくない数字が出てきてしまいました。

ターンテーブルとトーンアームを収めたキャビネットと、コントロールユニットが別体式。トーンアームに振動やノイズが極力伝わらない設計となっています。
2018年に日本でも販売されたSL-1000R-S(税別160万円)のブラッシュアップ版となるのでしょうか? ただ重量を見るとほとんど差がありません。いったい何が違うのか? どこか内緒の部分にすごい価値があるレアメタル(ただし比重は同じ)が使われているのでしょうか? 謎が謎を呼ぶ展開になってきました。
Source: TECHNICS