コンパクトで美しくて効率的で!
キーボードって、人それぞれ本当に好みが違いますし、自分の指にマッチした1台に巡り合うための旅だとも思っています。
僕もこれまでエルゴノミクスデザインのキーボードや、ゲーミングメカニカルキーボード、MacのMagicKeybordなど。いろんなキーボードを渡り歩いてきましたけど、これまで使ったキーボードの中では「MX KEYS mini」が気に入っています。
ロジクールのビジネスやクリエイティブ向けフラッグシップである「MXシリーズ」なだけあって、人気の高いキーボード。値段はちょっぴり張りますけど、実際使ってみると、たしかにこれは良いわ…!と感じるポイントが多々ありました。
キーボードのくぼみは伊達じゃなかった!

一番気に入ったのはキーの中央がくぼんでいるところ。
試してみるまでは、別にくぼんでいなくても…。って思ってたんですが、実際に試してみると、このくぼみが奇をてらったものでは決してなくて、しっかりと意味あるものだと気づきました。
タイプすると、指先がくぼみにフィットしてくれます。誇張して言えば「まるで指が吸い付くような」的なフィーリング。キーの中央から多少指が逸れていても、入力をしっかりと拾ってくれる感覚ですね。正確に測っているわけではありませんが、入力ミスの低下にも影響してくるかも?と思わせてくれるフィーリングです。
また、ストロークは短めなれど、しっかりとした押し返しを感じられるのもGood。打鍵音はペチペチよりもカチャカチャ寄りで、耳に届く音も良きですね。入力感に関しては、これまで使った薄型キーボードの中で、間違いなくトップで気持ちよくなれています。

手を上にかざすと近接センサーによってLEDバックライトが点灯。こうしたギミックも高級感あっていいですね!
タッチタイピングを極めていくことで、キーは見なくなるので、不要と言えば不要なんですけど、夜中に「さぁ、仕事するぞ!」とホームポジションを取ると、ペカッと光ってお迎えしてくれるところは、なんとも言えないエモさがあります。

気になるポイントとしては、若干明さにムラがあります。また、白(ペイルグレー)モデルだと日中は光ってることで、逆に見にくい現象が起こるので、この辺は注意ですね。上手く光量調整して、環境ごとにベストな明るさを探ってみてください。
3台を切り替えできるから、デスクをスッキリできる

効率的なのはキーの仕上がりだけではありません。
3台までの機器をペアリングでき、スイッチで手軽に切り替えられる点も優秀です。MacとiPadのキーボードを素早く切り替えたり、MacとWindowsを使い分けるにしても、キーボードはこれ1台でOK。
複数デバイス使いでも、デスクに置くキーボードはこれ1台で済みます。見た目にもスッキリでノイズが減るのがGood。
MacBook Airの上に乗せられます

個人的に「それな!」を感じたのが、MacBook Airのキーボードの上で使えるところ。
コイツ以外では入力できない…。と指がワガママを言い始めても安心ですし、実際外出時には持ち歩いています。いや! 依存しているわけではありませんが、入力速度や気持ちよさを求めると、やっぱりコイツなんですよね。依存してないですよ。
JIS配列だけでなく、US配列のMX KEYS mini for Macも選べます

この「MX KEYS mini」。国内ではJIS配列(日本語配列)しか発売されていませんでしたが、JIS配列(英語配列)の「MX KEYS mini for mac」もラインナップに加わりました。
USキーを使いたいがために、わざわざ海外モデルを輸入した!という声も聞こえていたので、このモデル追加は本当に待ち望まれていた気がしますねー。
して、変更点ですが…
・キーレイアウトが英語配列
・カラーはペイルグレー(白)の1色のみ
・付属のUSB-CケーブルがUSB-C to C(既存モデルはUSB-A to Cでした)
・対応OSはMac、iPad、iOS。
となっています。対応OSに関しては、試してみたらWindowsともペアリングできたことをお伝えしておきます。

正面から見ると、英字キーはスッキリしていて、シンプル感やミニマル感がさらに強調されていますね!
打鍵感は基本的には一緒ですが、僕が持っている「MX KEYS mini」は半年以上使い込んでいるので、新しい「MX KEYS mini for mac」の方が若干入力時の反発が強い気もしました。これは個体差なのか、エージングなのかはわかりませんね…。どちらかというと気のせい(新モデルへのプラシーボ)かも。
値段はそこそこするけど、コンパクトキーボード派は選ぶ価値がある

昨今、さまざまなコンパクトキーボードが登場しています。
目新しいところでは65%のフットプリントの高効率モデルなどもありますけど、定番のレイアウトでコンパクト。なおかつ高品質で。というラインを探ると、自ずと「MX KEYS mini」になってくるのが現実かも?
個人的には、MacやWindowsラップトップの標準キーボードからの乗り換えとしては、現状最もスムーズに移行できる安牌な選択肢でありつつ、インプット効率化への後悔しない投資だと感じました。
価格は1万2600円(for Macが1万4500円)と、それなりにしますけど、指へのフィット感、しっかりした入力感。そして帰ってくる打鍵音の気持ちよさは、必ず効率面でも良い影響を返してくれます。
Source: ロジクール