Googleドキュメント使用で温室効果ガス排出量はどのくらい?

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Googleドキュメント使用で温室効果ガス排出量はどのくらい?
Image: dennizn / Shutterstock.com

自分のカーボンフットプリントを意識するきっかけに。

Google(グーグル)が、来年前半中に「Carbon Footprint for Google Workspace」という新機能を公開することがわかりました。これは、昨年公開された「Carbon Footprint for Google Cloud」機能が拡大されたもので、Googleサービス使用によって排出される温室効果ガスの量を計算するツールです。Carbon Footprint for Google Workspaceでは、Gmail、Meet、Driveなど、日常的に使われているGoogleサービスがチェック可能。

サーバー利用が地球に与えている影響を算出

Google Workspaceは、ビジネス向けの有料プラン。Googleドキュメントやシート、メールはサーバーに保存されていますが、カーボンフットプリントツールはこのサーバー利用がどれだけ地球に影響を与えているのかを算出します。自社製品使っているお客さんに対して「これ地球にとってこんだけダメージですよ」と言うのはなかなか勇気のいることですが、Googleが進める「Google Cloud Sustainability Summit」プロジェクトの一環。利用者にカーボンフットプリントを提示して、Google側にどんな利があるのかはわかりませんが(まさかGoogleドキュメントの使用減らそうなんて言わないでしょうし)、みんなで地球のことを考えようという問題提起なのかな。

利用者に問題提起するくらいですから、もちろんGoogle自身もグリーンな企業への道を邁進中。Googleは、2030年までに自社利用するすべてのエネルギーを炭素フリーにすると宣言しています。ただ、現時点では目標値には届いていないようで、さらなる努力が必要なのでしょうけれど。

地球に優しい取り組みは、周りを巻き込んで大きくしていかねば成果は現れません。Workspace利用者じゃなくても、Googleサービス以外のところでも、なんにせよ意識するきっかけになるならいいんです。

Source: Google

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https://www.gizmodo.jp/2021/02/carbon-dioxide-removal-dangerous.html