Alienwareはロボットなんだよ!
6月30日の20時からギズモードのYouTubeチャンネルで配信したイベント「ロボット vs エイリアン! ロボットの専門家にAlienwareのすごいところを聞いてみた」。みなさんご覧いただけましたか?
ギズモード編集部が全総力を注いで作り上げているゲーム部屋「HYPERSPACE(ハイパースペース)」。今回はそのHYPERSPACEに、ゲーム部屋に一番必要なもの、ゲーミングPCが届きましたので、それをご紹介するという内容でした。
この記事では、このイベントの様子をざっとおさらいしていきたいと思います。
ゲーミングPCに求める3つの要素

今回のMCは編集部のHYPERSPACE担当であるリチャードと吉岡。2人がゲーミングPCに求めることについて語り合います。
●高性能
●ポータビリティ
●デザイン
たしかに、この3つの要素が揃っていればHYPERSPACEにぴったりなゲーミングPCになりそう。しかしそんな都合のいいPCなんて、この世に存在するのでしょうか?
あるんです!
それが「Alienware x14」。世界最薄の14インチ・ゲーミング・ラップトップPCです。

Alienware x14はロボットだった!?
ここで2人はAlienware x14について語り合います。その内容とは…
「Alienware x14はロボットなんじゃないか?」
は? Alienware x14はゲーミングラップトップPCでしょ。でも、2人はロボット説を推し進めます。アシモフのロボット工学三原則にすべて当てはまっているとのこと。
ロボット工学三原則とは…
第一条:ロボットは人間に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条:ロボットは人間に与えられた命令に服従しなくてはならない。ただし、与えられた命令が第一法則に反する場合はこの限りではない。
第三条:ロボットは前掲の第一条、第二条に反するおそれのない限り、自己を守らなければならない。
というもの。この3つの法則をAlienware x14に当てはめてみると
第一条:人に危害を加えない…そりゃ当然Alienware x14が僕らユーザーを襲ってきたりはしない。
第二条:命令に服従してくれる…0.1秒で勝負が決まるゲームの世界で、プレーヤーのシビアな要求にもしっかり応えてくれる高性能を有している。
第三条:己を守る…完璧な排熱処理機能を搭載することで、ゲーミングPCの大敵である「熱」から自らを守る。
なるほど…。確かにこりゃロボットだ。でも、あくまでもロボット素人の2人が勝手に言っている意見。そこで、ロボット専門家のゲストお2人に、Alienware x14はロボットかどうか、聞いてみることにしました。
ゲーミングPCで一番重要なことは「排熱処理」
VTRでご出演いただいたのはこのお2人。

・GROOVE X 代表取締役社長 林要(はやしかなめ)最先端のテクノロジーが詰まった心を満たすロボット「LOVOT(らぼっと)」を開発。
・ユカイ工学代表 青木俊介(あおきしゅんすけ)「BOCCO」や「Qoobo」、「甘噛みハムハム」といった、コミュニケーションをメインとしたユニークなロボットを開発。
Alienware x14は世界最薄の14インチゲーミングラップトップPC。その小さな筐体に第12世代のCore i7-12700H、GPUにNVIDIA® GeForce RTX™ 3060 6GB GDDR6を搭載している、小さな巨人です。
もし仮に、お2人が開発している小さなロボットにAlienwareのような高性能なCPUやGPUを搭載した場合、それぞれどのようなことが起きるのでしょう。

林さん:LOVOTは今の2倍速くなるでしょう。自動運転と深層学習の性能が大幅アップすることで移動速度が上がり、もっとちょこまかとした素早い動きになります。
青木さん:我々の作るロボットはとてもシンプルで、搭載しているセンサー類も最小限です。しかし、制限がなければもっとセンサーを搭載できます。センサーを増やせば、複数のユーザーを判別したり、ユーザーの気分を理解するといったことも可能になります。
要は、もっと生きものに近いロボットになり、人間のことを今まで以上に深く理解できるようになるということですね。

これらが実現できればいいのですが、そこには大きな壁が。それが熱問題です。高性能のCPUやセンサー類を搭載すると、そのぶん熱が放出されます。この熱がボディ内に溜まると熱暴走が起きてロボットは誤動作したり最悪の場合は壊れてしまったりすることも。
林さん:PCの性能を最大限に発揮するには、排熱処理が必須。瞬間的なパワーを出すだけなら問題ありませんが、ゲーミングの世界やロボティクスでは一定のレベルで常に性能を発揮させる必要があるため、排熱処理がとても大事になります。PCメーカーは排熱一本で勝負してもいいくらいです。
ロボット専門家も絶賛! Alienware x14の排熱処理
排熱の重要性はロボットもPCも一緒のよう。小さなボディに高性能を詰め込んだAlienware x14は、その辺りをしっかりわかっていて、排熱処理にとても力を入れています。

林さんによれば、排出した熱気が循環しないデザインになっているのがポイントとのこと。ディスプレイの後ろに排気口、キーボード上面に吸気口が配置されていて、吸気口と排気口の距離が離れているだけではなく、ディスプレイが壁になることで熱気の循環を防いでいるんです。冷却システムが後ろに突出したAlienwareならではのデザインは、排熱においても理にかなったものだったんですね。
実は人間もロボットやPCと同じように熱には弱いんです。
青木さん:アゴの発達と集中力には相関があると言われています。呼吸をすることで脳を冷やしているわけですが、アゴが発達していないと充分な酸素を取り込めず脳を冷やすことができないので、集中力が下がるのだとか。
またAlienware x14には独自の液体金属グリス「エレメント31」が採用されており、効率よくプロセッサの熱をベイパーチャンバーに伝えることができます。ベイパーチャンバーとは極薄の金属製放熱部材。揮発性の液体を封入して、その液体が気化した蒸気が空間内を移動することで放熱するというもの。液体が熱を吸収し、冷たいほうに移動することで熱を逃がしているわけです。
これを人間に置き換えると、脳がCPUやGPUで、血液がベイパーチャンバーになるのかな?
ゲームプレイ中の排熱処理を実感!


お2人には実際にAlienware x14でゲームをプレイしていただきましたが、リフレッシュレートが最大144HzのIPSパネル搭載FHDディスプレイの美しさや、第12世代のCore i7とレイトレーシング対応GPUの処理能力に満足のよう。
加えて、排熱性能も絶賛。
林さん:すごい勢いで空気を吸ってますね。しかもファンがちゃんと排気しているのがわかります。このボディの薄さでこれだけの風量が出ているのはすごいことですよ。ファンの騒音レベルも不快にならないレベルに抑えられていますね。これはしっかりした部品を選んでいるんでしょうね。
残像感のない滑らかなディスプレイに、高性能な排熱処理。そして機動性の高いクラス最薄ボディ。まさに場所を選ばすゲームが楽しめるPCがAlienware x14。
これまでお2人の話を聞いたり、実際に製品を触ってきたリチャードと吉岡は、HYPERSPACEにAlienware x14を置くことをこの場で決定いたしました。パチパチパチパチ。
みなさんのエイリアンポエムを尾田編集長が選出

今回のライブ配信イベントでは、読者参加企画も開催。今回は「エイリアンポエム」を募集しました。Alienware x14への熱い想いをポエムにしていただき、優秀な作品の投稿者にプレゼントを贈るというもの。選考は日本一Alienware好き(自称)な尾田編集長です。
今回も多数のポエムをいただきましたが、尾田編集長が暴走気味に3つのポエムを選出。それぞれに豪華賞品が贈られることになりました。おめでとうございます!
アーカイブ視聴でAlienware x14のすごさを再確認しよう

ということで、Alienware x14をHYPERSPACEにお迎えすることになった「ロボット vs エイリアン! ロボットの専門家にAlienwareのすごいところを聞いてみた」。当日見られなかったよという方も、こちらにアーカイブがありますので、ぜひご覧ください。
ゲーム部屋「HYPERSPACE」にもやっとメインのゲーミングPCがやってきて、いよいよ本格的にゲームが楽しめる環境になってきました。これから、どんな風にHYPERSPACEは進化していくのでしょうか。ぜひ楽しみにしていてください。
また次回の配信でお会いしましょう!
Photo: 三浦一紀
Source: デル・テクノロジーズ