横から見ると「Z」っぽいフレーム。
面取りデザインがSFロボみたいな、電動スクーター「Zapp i300」シリーズがイギリスで作られました。
見た目からして速そうですが、連続出力は7.2kW(9.6馬力)で最大出力は14kW(20馬力)。最高時速は96kmに電子制御され、時速0~50kmまでたったの2.35秒。時速0~70kmなら4.1秒という爆速っぷり。エコモードでの走行距離は60kmとなっています。
収納スペースがないけどオッケー!
フレームは航空グレードのアルミ製で軽くて頑丈。ふたつの720Whリチウムイオン充電池を装填でき、カーボン製のベルトドライブと片持スイングアームでメンテが楽チンな上、魅せるホイールとファットタイヤで大地を踏みしめ、倒立フォークとガス圧ダンパーで衝撃吸収もバッチリです。
シート下の収納は…別売りのメットイン用ケースがなければノートPCとお財布程度しか入らない容量ですが、トータルのカッコ良さで許せてしまいます。

環境に配慮したモデルも
「i300」は都市型移動用ではあるものの、加速感を求める人たち向けという印象です。お値段は限定1,000台で、紅白カラーとカーボン素材を使った「i300 カーボン・ローンチ・エディション」が8,900ユーロ(約126万円)。廉価版の「i300 カーボン」とヴィーガン素材を使った「i300 バイオ」が7,900ユーロ(約112万円)、海洋プラごみからリサイクルした素材を使った「i300 オーシャン」が6,300ユーロ(約89万円)となっており。オプション追加で料金もマシマシになります。
持続可能なEVのスクーターを目指す
排気ガスを出さないのが利点であるEVバイクですが、ヴィーガン素材や海洋プラごみの再利用など、サステナビリティーへの意識が高いのも好感持てますね。フロントカウルやホイール、シートの色もいくつかの選択肢から自分好みにカスタマイズでき、愛着のある1台となるでしょう。