電車移動中に『エルデンリング』できるのかあ。高揚するわあ。
熱気渦巻く試合が続くNVIDIA vs AMDのGPUバトルに、インテルが参戦です。ついにインテルが開発した独立型GPU「Arc」が、EvoプラットフォームのモバイルノートPCに組み込まれる時代となりました。

いままでCPUに専念してきたインテルが満を持して投入するGPUのArc。まずはノートPC用向けのArc 3を搭載したリファレンスデザイン機をご覧ください。Windows版の必要動作環境がNVIDIA GeForce GTX 1060 3GB~、もしくはAMD Radeon RX 580 4GB~のエルデンリングがマジで動いているじゃないですか。
実際のフレームレートは確認できなかったのですが、フルHD解像度でアンチエイジング品質のみ低(Low)設定。SSAOも被写界深度もモーションブラーも中(Medium)設定というミドルクラスのゲーミングPC向けセッティングで、体感40fpsくらいは出ていた感じ。

いくつかの設定を切ったり低(Low)にすれば、60fps出せるんじゃないかな。こんなにも薄いノートPCで、ですよ。 隔世の感があります。ムーアの法則ばんざい。
ゲームメーカーとともに攻めていくインテル

さきほど紹介したノートPCは、ゲーム領域にチャレンジすることを宣言するインテル Blue Community Projectのキックオフイベントで公開されたものです。会場には他にも、これから登場する各メーカーのEvoプラットフォームマシンが勢ぞろい。ビジネスシーン向けのモデル(Arc 3は非搭載)もありますが、エルデンリングのような高負荷ゲームでなければプレイできるかも?

というのも第11世代/第12世代のCore i5以上の内蔵GPUであるIris Xeで、7社33タイトルのゲームが遊べるということを宣言したのです。そのなかには鉄拳7、ストリートファイターV、PUBG、アセットコルサといったタイトルも入っています。

各ゲームメーカーに、Iris Xe環境に合わせたゲームモードを開発してもらうという取り組みであり、上記のエルデンリングのように最高画質で楽しめるものではありません。でもバッグに入れて持ち運ぶノートPCだもの。ハイクオリティ重視ではなく、いつでもどこでも対よろ&対ありできるメリットを歓迎する方のほうが多いはず。

Iris Xeでも、第9世代Core iの内蔵GPUの4倍というスペックを実現しています。実は十分に高性能なんですよね。
とは、いっても、だ。第9世代Core iの内蔵GPUの8倍の処理能力をもつArc 3搭載機の登場が気になってもきちゃうけどね。
Source: インテル