暗号通貨暴落でマイニング撤退が加速。
中国・東南アジアではシステムを解体してグラフィックボードをたたき売りするネカフェが早くも出現しています。
もうクリプトは当分反発しそうにないし、このままじゃ電気代の元がとれない、GPUが値崩れ起こす前に少しでも高く売って回収しないと…という焦燥感に駆られるように、ネットの競売、SNSのライブストリームで売りまくってる姿が確認されています。Baiduなどのフォーラムに出ている写真を見ても、デスクや床の上にむき出しのグラフィックボードが散乱していて、まるで撤兵後の野戦場です。
どれだけの安値で売られているのか?
気になる相場はだいたいこんな感じです。
・ NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti :2,699元(約5万5000円)
・ NVIDIA GeForce RTX 3080:たったの1,399元(約2万8500円)
や、安い…。安く出品して釣り上げたりもするとは思うけど、それを引いたって安い…。
The Mergeの影響もありそう
今年はイーサリアムがPoW(プルーフオブワーク)からPoS(プルーフオブステーク)に移行する大型アップグレード(The Mergeと呼ばれる)の年でもあります。 移行は6月から9月に延期になりましたが、どのみちイーサリアムはマイニングが要らなくなるという事情も叩き売りを加速してそうですよね。
日本でも価格は下落傾向にあることが確認されていますし、やっと品薄・価格高騰に悩まされてきたゲーマーにも光が見えてきましたね!
先が見えないクリプト
それにしても暗号通貨市場の冷えこみは異常。みるみるうちにピーク時の3兆ドルから3分の2が消えて、1兆ドル規模になってしまいました。
少し前には、どこまで落ちても大丈夫なクリプトトレーダー仕様のモニター(下)が話題になったほど。ようやく反発したけど、先が見えない状況がもうしばらく続きそうですね。
The perfect setup for crypto traders. pic.twitter.com/TXy3QKw98o
— Ben Sandofsky (@sandofsky) June 14, 2022
Source: Twitter