ノート型PCってどれも同じようなデザインだよね、と思いきや。
先日発表されたばかりのこちらのASUSの最新フラッグシップモデル「2022 ASUS Zenbook Pro 16X OLED (UX7602)」をよーくご覧ください。

パソコンを開くとキーボード部分が自動的に14.5mmの高さまで持ち上がり、タイピングに最適な7度に傾くんですと!?
しかもキーボードの両サイドにはデュアルツイーターが取り付けられているので、音がユーザーに向かってより立体的に立ち上がってくる利点も。そして極めつけは冷却効果。空いた隙間からパソコン内部へのエアーフローを30%増やすことで、パソコンの表面温度を最大7℃も低減できるそうです。ユーザーにもCPUにも、やさしい作りになっているんですね。
予想の斜め上を行くこのASUSの新しいAAS Ultra(Active Aerodynamic System Ultra)技術、シンプルながらに秀逸だと思いません?

ほかにも、キーごとに独立したRGBのバックライトが動作状況によって異なる光のパターンを演出したり(カスタム化もできちゃう)、物理ASUSダイアルが付いていたり(クリエイティブソフトの操作がなる楽に)、トラックパッド上にナンバーパッドが魔法陣のように現れたりと、いろいろと遊び心が効いてて楽しそうなんですよ。そうそう、スピーカーが6つも付いてるので(先述のツイーター×2、ウーハー×4)、音が良さげなところもポイント高め!
尋常じゃないスペック

中身も強いです。
12世代 Intel Core i9-12900HプロセッサとNVIDIA GeForce RTX 3060 GPUを搭載。RAMは最大32GBで、SSD搭載(最大 2TB PCIe 4.0 x4 SSD)ときてるので、あらゆる映像・画像・音楽編集をサクサクこなせる仕様になってるそうです。Evoプラットフォームにも対応しています。

最近ASUSが力を入れている有機ELディスプレイ(OLED)も健在。リフレッシュレートは最大120Hzで、Dolby Visionに対応しつつ、Pantone認証もバッチリです。もちろんタッチスクリーンで、ASUSペン2.0に対応しています。

あと、個人的にすごく惹かれたのがこの「テックブラック」と名付けられた美しい削り出しボディ。航空宇宙グレードのアルミ合金からCNC(コンピュータ数値制御)によって機械加工されたユニボディ設計となっていて、ミルスペックの堅牢性を誇るそうです。
この重厚感あって、重量2.4kg・薄さ16.9mm。さすが、無駄を一切削ぎ落とした「禅」の境地に名をあやかるZenbookです。
新しいZenbookが続々登場

2022年5月10日に行なわれたグローバル発表会では、ほかにもZenbookの新顔が明らかに。詳しくはこちらの動画をどうぞ!

CES2022で発表された「Zenbook 17 Fold OLED」を筆頭に、プロクリエイター向けの「Zenbook Pro」シリーズ、そしてよりライトでモバイルな使い方に適した「Zenbook S」シリーズの新作がお目見えしました。

中でもひときわ目を引いたのがこちら、「ASUS Zenbook Pro 17 (UM6702)」。17インチモデルってそうそうないです。デカい! それでいて重量2.2kgしかないそうなので、現場から現場へと移動しながら創作し続けるクリエイターに向いているかも。

ASUSといえばやっぱりデュアルスクリーンですよね。今回はコンパクト目な14インチモデル「Zenbook Pro 14 Duo OLED」が登場しました。ディスプレイのクオリティ、CPU・GPUの処理能力ともに現行モデルから大幅にパワーアップしています。上下の画面どちらとも有機EL!

こちらもZenbook Pro 16X OLEDと同じくAAS Ultra仕様。持ち上がる部分がキーボードではなく、セカンドディスプレイなんですが。
ほかにも以前こちらでご紹介したパソコンとタブレットの間の子みたいな「Zenbook Pro 15 Flip OLED」とかるくてかわいい「Zenbook S13 OLED」が改めてお披露目されました。

さらに、「Zenbook S13 OLED」にひとひねり加えた「Zenbook S13 Flip OLED」も新登場! こちらはリファイン・ホワイト、ポンダー・ブルーの2色展開です。
「ノート型PC」と一口に言っても、これだけ多彩なカタチと機能を持ったプロダクトを一気に発表するメーカーってASUS以外ないんじゃないかな? 美しいOLEDディスプレイ、パワフルなCPU・GPUと、スリムかつ軽量化されたボディの三原則を抑えつつも、ユーザーの様々なニーズに合わせて360度回転したり、キーボードが傾斜したり、サブディスプレイが付いていたり、ありとあらゆる工夫が凝らされているZenbookシリーズ。まず機能ありきのデザイン性、好きです。
さぁて、あとは日本発売を待つのみ。