こういう使い方もあるのか!
世界中に猛威を振るうコロナウイルス。すでに数年付き合ってますが、感染ピーク時は地域によってかなり差があります。マスク義務が解除された国、海外旅行を楽しむエリアもありつつ、中国は再び感染拡大でロックダウン中。ロックダウン中の中国政府の監視がかなり厳しいというニュースも目にしますが、そこで中国民が目をつけたのがNFT。
ロックダウンの不満をNFT化
食料や医薬品が手に入らないという不満の声も上がり、市民のフラストレーションが溜まりにたまっている中国。一方で、政府はその不満がネットに出回らないよう、ネット検問は中国の常ではあるのですが、いっそう厳しくSNSなどのコメントや動画、写真などを取り締まっているようです。4月頭からロックダウンが続く上海市民はもう限界、そこでNFTを活用し始めました。
政府への不満やロックダウンの厳しさを動画、画像、アートにこめてNFT化しているのです。ミントしてオンチェーンにのっちゃえば消去できませんから、OpenSeaなどのNFTマーケットを活用し、ロックダウンのフラストレーションを形にして発信しているのです。中にはかなり注目を集めているものもあり、「Voices of April」と呼ばれる動画は、ロックダウン規制の厳しさを伝える市民の声がつまっているとして海外メディアでも報じられています。現在、OpenSeaには上海ロックダウン系NFTは800個ほどでているようです。
ネット規制がある国ならではのNFTの使い道ですね。
Source: Reuters