ボーダーランズコスではありません。たぶん。
パナソニックの子会社で一風変わったアイテムを作っているシフトール。今季のCES 2022では、VRChatなどのメタバース空間で役立ちそうな機材を3つも出してきました。豊作です。

まずはVRメガネの「MeganeX」(予想価格10万円未満)。メガーヌエックスと呼びます。メガネエックス、メガネックスじゃないんだ。細部に違いはありますが、ここ数年パナソニックがCESで発表していた小型VRメガネがついに市販されると考えてよさそう。
片側2,560×2,560ピクセルの5.2K有機ELパネルはリフレッシュレート120HzかつHDRに対応。SteamVR対応のVRヘッドセットゆえ、ゲーミングPCと接続すればリリースされている様々なアプリで使えます。
プレスリリース上で公開されたスペックは一部みたい。そこから想像するに、Wi-Fi、バッテリーはきっとなくて、電源供給込みの有線接続専用機のような気がしますね。インサイドアウト方式での6DoFヘッドトラッキングに対応とは書かれているものの、コントローラには言及せず。うーむ、もしかしてハンドルコントローラを使うには、HTC VIVEのようなベースステーションが必要になる? 視野角アピールがないところも気になりますね。狭いのかな。
ビートセイバーやフィットネスアプリ、VRChat on ゲームワールドなど、動きまくりのアプリ用として使うには気難しいところが出るかもしれません。しかしYouTubeで公開されている12K 360VR動画など視覚にダイレクトに訴えかける高精細コンテンツを見るなら最高かも。

ペルチェ素子を用いて身体を冷たくも暖かくもできるウェアラブルエアコンの「Pebble Feel」(予想価格2万円前後)もメタバース対応です。SteamVR用アドオンを用いたPebble Feel対応アプリで気温・水温を感じることができます。
VRChatのワールドでも効果ありそう。水中ワールドや夏のワールドだけじゃありません。ホラーワールドでひんやりとした空気を感じさせるまで実現できたら、怖さ倍増するでしょう。

そして口にかぶせて使うマイクの「mutalk」(予想価格2万円前後)です。

もう一度冒頭の写真をどうぞ。インパクトでかーい! しかし口の周囲を覆うBluetoothマイクというのは理にかなっています。あーっと声を出しているときに口元を覆ってみると、音量の下がりっぷりがすごいですもんね。内部の材質にも寄りますが、いい吸音材を使っていればそれだけ周囲に声が漏れなくなります。
家族が寝静まってからVRChatで雑談したい。壁が薄い部屋でPodCastの録音をしたい。カフェで周囲に迷惑をかけずにてれミーティングしたい。いろんなシチュエーションで使えそうじゃないですか。めっちゃ良さそう。Zoomで装着しているところの映像を流すと、参加者全員が気になって会議が進まなそうな気もしますが。
Source: シフトール