とりあえず触ってみたい。
折りたたみスマホはまだまだアーリーアダプターのアイテムではありますが、参入するメーカーも増え、いつ一般層まで一気に拡大してもおかしくない雰囲気を感じています。となれば、期待したくなるのが折りたたみPC。ノートパソコンじゃないですよ、画面を折り畳んで持ち歩けるノートPCです。Asusが「Zenbook 17 Fold OLED」を発表しました。
最初に目に入るのはその巨大ディスプレイ。17.3インチ(2560×1920)のOLEDタッチスクリーン。開けば巨大なディスプレイタブレットですが、必要に応じて半分に折って使える12.5インチ(1920×1280)がふたつということに。これ、紙のノートに近い使用感かも。

広げたとき(17.3インチ)の端末サイズは14.9×11.3インチで厚さ0.46インチ(約38×29センチ、1.2センチ)。折ったときは12.5インチとなり、端末サイズは11.3×7.45インチで厚さ1.25インチ(約29×19センチ、3センチ)。重さは3.75ポンド(約1.7キロ)、キーボードまで入れると4.4ポンド(約2キロ)。間違いなくデカい。重い。でもね、これくらいデカくていいと思うんですよね。デカいからこそ折りたためることに意味があるのかと。

画面折りたたみPCは今までもありました。2020年にはLenovo(レノボ)がThinkPad X1 Foldを出しています。でも、ちょっといまいちな印象でしたね。価格の割にパフォーマンスが低くて、ただ折りたたみ画面なだけで使いにくいというか。折りたたみ画面の力を出せていないというか。これなら画面折りたたまなくて良くない?というか。これが、17 Fold OLEDのデカさなら期待したくなります。
17 Fold OLEDを折って使うときはスクリーンキーボードでもいいのですが、親切なことにBluetooth接続の物理キーボードが同梱されてます。タッチパッド付き! 折り角度が90度のときは、上から下に流れるような画面全体縦使いも可能。AsusはScreenXpert 2という専用ソフトを開発、Mode Switcherというアプリも搭載して、パネルの状態をダイナミックに判断して対応させています。あ、折って折ってと連呼してますが、デュアルディスプレイのように山折で完全に半分に折り曲げてタブレット使いするわけではありません。あくまでも谷折での使用です。半分に折るではなく、90度に半分折るってこと。

スペック詳細がまだ明かされていないところもあれこれ。プロセッサはIntel Core i7 Uシリーズということしかわからず、どのモデルなのかは不明。気になるバッテリーもわからず。13.3インチのX1 Foldが7.5時間程度だったからなぁ、17.3インチディスプレイとなれば相当電力喰うと思うのですが…。あとは、やっぱり折りたたみディスプレイへの不安はありますね。Samsung(サムスン)の折り畳みスマホだって、リリース当初はドチャクソに言われてしまいましたから。17インチを折り曲げてどこまで耐久性があるのか…。
発売は第2四半期中を予定ということですが、今のところ価格もわからず。結局はそこよ。

わからないことも多い上に、不安もありつつ、でもなんか期待したいのはこのサイズだから。ぜひ触りたい!今レビューしたいマシン、間違いなくTOP 10入りで気になってます。
Source: Gizmodo US