いよいよイヤホンらしからぬカッコよさよ。
透明ケースとナイスなコスパで話題をさらったワイヤレスイヤホン「Nothing ear (1)」に、まさかの新色が登場。その名も「Nothing ear (1) black」。大人な魅力が溢れ出る、ブラックバージョンです。
この記事では「Nothing ear (1) black」のフォトレビューをお届けしますが、Nothing社のCEOであるカール・ペイさんへのインタビュー動画を予習しておくとさらに楽しめるので、とてもオススメです。違う色を作るだけでも、そこには並々ならぬ思いがあるんだなぁ。
Nothing ear (1) black

これは何?:透明デザインの完全ワイヤレス「ear (1)」に新色ブラック
価格:1万2650円(税込)
特徴:カッコいい
透ける黒、「スモーキーブラック」

パッケージの開け方は相変わらずビリっと破くスタイル。写真が白イヤホンから黒イヤホンに変わりましたね。


いやぁ、大人っぽい佇まいですよコレ…。いままでまっ透明だったケース外装は、黒×透明のスモーキーブラックに変更。他にはケースの土台やイヤホンのハウジング、イヤーピース、などの色が変わっています。

ケースを閉じるとより遮光感がアップ。通常カラー(透明)のケースは中身が丸見えでしたが、こちらはイヤホンそのものが黒色なのも相まって、中に何が入ってるのか謎な雰囲気があります。
どっちもカッコいい(極論)

通常カラーとブラックカラーとで比較していきましょう。色以外のスペックについては変更はありません。価格も同じなので、ファッションや嗜好性に合わせたカラバリチョイスが捗りますね。

ぶっちゃけ、どっちもカッコいいので困る。

イヤホン本体の比較。軸部分の透明カバーもスモーキーブラックになっているんですが、反射や見え方によってはここの違いはほとんどわからないかな。それでも元の白色と比べると主張抑えめです。

大きく違うのはハウジング部分。ここは色だけでなく素材も変わっていて、ツルツルしたものからざらっとしたマット系になっています。そのおかげで反射が抑えられていて、よりクールな印象に。

ケースのヒンジ部分は、銀色から黒色に変わっています。これも高級感がある。
異質感を持ち歩く

可視光の基本的な振る舞いである、反射・透過・吸収。それらの振る舞いが同時に見える面白さ…というと理系萌えに聞こえそうですが、シンプルに不思議な見た目が楽しいです。おかげで写真を撮るのにえらく苦労しました…。黒なのに透過する、でも光が当たると反射もするとか、どう撮れと!?

その不思議な出で立ちはやはり目を引きますが、そこは黒。主張する色ではありません。あくまでクールに、わかる人にだけわかるように、そこに存在します。Nothingの名のごとく、何事もなくクールに鳴るぜ。

自然光がない屋内だと、真っ黒ボディに照明が反射する見た目に。うっすらと透けて見える「何か入ってる?」な佇まいが、好奇心をそそりませんか?

まぁ、相変わらずどこを撮っても絵になるのでその時点で勝ちです。カッコ良きアイテムを持っていると、いい気分になれるのです。

改めて振り返ると、今までの白色のイメージは、カジュアル・活発・パンチ力。一方で此度の「Nothing ear (1) black」は、シック・大人っぽさ・玄人、といったところ。もともとメカメカしさが印象的なイヤホンでしたけど、インパクトある要素をあえて見せすぎないのが、大人って感じがしますねぇ。
イヤホンの新色登場はそれほど大きなトピックではないはずですが、Nothingのイヤホンに限っては見た目が変わることでだいぶ印象が変わりました。スペックよりもエモーションに刺さるタイプのイヤホンですし(スペックもコスパで見ると優秀)、この黒に惹かれる人は間違いなくいるでしょうね。無論、僕もその一人。

はー、かっこよ…。
Photos: ヤマダユウス型
Source: Nothing