背負えるヘリコプター爆誕。
人間をヘリコプターにしてしまうバックパック「CopterPack」が、オーストラリアで初の有人飛行に成功しました。
CopterPackはハニカム構造のカーボンファイバーを使っているので軽量。電動でふたつのローターが自動運転できるようになっています。今はまだ大きくてSF感満載ですが、いつの日か、『ドラえもん』の道具「タケコプター」へと進化するといいなーと思います。
ローターの直径はひとつ90cmで、これにバッテリーパックと両手にジョイスティックみたいなコントローラーがあります。そしてローターの傾きで前進したり、方向転換をするようになっています。
ジェットタービンよりエコ
これまでには、『アイアンマン』を元に作ったGravity Industries(グラヴィティー・インダストリーズ)のジェット・スーツが成功への道を着々と歩んでいますが…あちらは原油から生成されるジェット燃料および軽油が燃料なので、パワフルだけどエコではありません。
一方「CopterPack」は電力。ですが、飛行時間や航続距離などは、現状では物足りないかと思います。大型バッテリーを搭載した方が性能が向上するでしょうけども、重量が増加するのがアタマの痛いところですね。それにもし、ローターがひとつ不調になったらかなり危険なんじゃ…? なんて心配もあります。公式サイトには詳細がないので、続報に期待したいところです。
例の人型ドローンに似てる
しかし、これ、人間を飛ばすからプロペラが大きいのですが、いつか取り上げた人型ドローンにソックリですよね。人間をヘリコプター化、もしくはドローン化すると、この形に行き着くってことなのでしょうか? とても興味深いです。
Source: YouTube, CopterPack via NEW ATLAS, INTERESTING ENGINEERING