コーヒードリッパーおすすめ4選。ケトルやスケールなどハンドドリップコーヒーに必要なアイテムも一挙紹介

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  • author Justin Vassallo, Thais Wilson-Soler, Daniel Varghese - Wirecutter
  • [原文]
  • R.Mitsubori
コーヒードリッパーおすすめ4選。ケトルやスケールなどハンドドリップコーヒーに必要なアイテムも一挙紹介
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最高に贅沢な時間。

ハンドドリップコーヒーは、コーヒー粉に少しずつお湯を注いで抽出するコーヒーのこと。一見シンプルですが、マシンには出せない複雑で深い味わいを生み出すことができます。味の決め手になるのは作り手の経験と技ですが、同じくらい専用のアイテムも重要です。今回はおうちカフェのレベルをワンランク上げてくれる「Wirecutter編集部が厳選したハンドドリップ用おすすめアイテム」をご紹介します!


最高の一杯はまず最高のドリッパーから。各種ドリッパーを使用して150杯以上のコーヒーを試したところ、最もムラなくおいしいコーヒーを手軽に抽出できるドリッパーは、Kalita Wave 185 Dripperに決定しました!

おすすめのコーヒードリッパー:Kalita Wave 185 Dripper

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最高のドリッパー

平底設計のKalita Waveは、いつでもムラのない最高のコーヒーを抽出してくれました。


Kalita Wave 185 Dripperで淹れたコーヒーは味にムラがなく風味豊かでバランスも抜群です。円錐形のドリッパーが多い中、この製品は底部分がフラットな設計になっているため湯を均一に注ぐことができ、初心者でもムラのない一杯に仕上がります。Kalita Waveはガラス、セラミック、ステンレスの3種の素材ラインナップがあり、好みに合わせて選べるのも嬉しいところ。

あえて気になる点をあげるとしたら、専用のウェーブフィルターです。広く使われるMelittaのフィルターよりもやや価格が高めで、地元のスーパーなどで手に入らないことも多く、オンラインショップやコーヒー専門店などで購入する必要があります。

上級者におすすめのコーヒードリッパー:Hario V-60 Coffee Dripper (Size 02)

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上級者向けの本格派

お湯の注ぎ方など、淹れ方によって味わいに変化が生まれる上級者向けドリッパー。うまく淹れられた時の味はピカイチ。


ハンドドリップならではの味わいを追求したいなら、Hario V-60 Coffee Dripper (Size 02)がおすすめ。最初はテクニックが必要ですが、慣れてくればケトルの注ぎ口を円錐形のドリッパーに沿わせていく作業が快感になるかも。Kalita Waveに負けない、風味豊かで味わい深くまろやかなコーヒーを淹れられるポテンシャルはありますが、そのためには少し練習と集中力が必要です。こちらも専用のフィルターが必要ですが、コーヒー専門店やオンラインショップで広く入手可能です。

初心者におすすめのベーシックなコーヒードリッパー:Bee House Ceramic Coffee Dripper

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初心者向けのベーシックなドリッパー

一般的なスーパーなどで入手可能なフィルターを使うので、「ハンドドリップの奥義」よりも「手軽で便利」を重視する方におすすめ。


フィルターはどこでも気軽に買えるものがいい、という方におすすめなのがBee House Ceramic Coffee Dripperです。コクや複雑な味わいという点では他の製品に劣りますが、とりあえずハンドドリップを試してみたい! という初心者には最適なオプションです。使用するフィルターはなじみのある、Melittaのペーパーフィルターです。

たっぷり楽しみたい方におすすめのドリッパー:Chemex Six Cup Classic Series

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一度にたっぷり淹れられる。

ゴージャスな見た目と使いやすさが魅力のChemexは一度にたくさんのコーヒーを抽出可能。味も抜群で、いちおしのドリッパー。



一度にたっぷりコーヒーを淹れたい方におすすめなのが、Chemex Six Cup Classic Seriesです。なんといっても見た目がかっこいい! Chemexは1941年に科学者Peter Schlumbohm氏が発明し、その独特のフォルムから、ニューヨーク近代美術館に常設展示されています。

ガラス製のポットと一体型になっており、バランスのとれた深みのあるコーヒーができます。こちらもまたスーパーなどでは入手困難な専用フィルターが必要ですが、オンラインショップやコーヒー専門店などで購入可能です。

おいしいハンドドリップコーヒーの淹れ方

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おいしいハンドドリップコーヒーを作るには、湯温から注ぐスピードまですべてをコントロールする必要があります。

ハンドドリップコーヒーを淹れるうえで、ドリッパーとフィルターの役目は湯の落ちる速度をコントロールし、コーヒー粉から香りや味わいを抽出すること。もちろん淹れる人のテクニックや経験も必要で、コーヒー粉とお湯の比率やコーヒー豆の挽き具合、お湯の温度、注ぐスピードがコーヒーの味を大きく左右します。

一般的にはコーヒー豆25~30gに対しお湯は400ml程度、豆の挽き方は粗挽きよりやや細かめ、お湯は沸騰したてではなく91℃から95℃程度が最適だとされています(好みやコーヒー豆の種類によって多少変わります)。

ムラのない均一なコーヒーのためには、お湯を40秒から50秒くらいかけて中心から外側に向かって渦巻き状に注ぐのがポイント。上記の分量なら3分ほどで抽出完了するはずです。今はインターネット上にも「おいしいコーヒーの淹れ方」といったページも数多くあるので、自分好みの1杯に出会えるまでいろいろ試してみてください。

多くのステップをうまくクリアしておいしいコーヒーに出会うためには、優秀なハンドドリップ専用アイテムを手に入れたいところ。

おいしいハンドドリップコーヒーのマストアイテム

・フィルターとドリッパー

・お湯を均一に注ぐためのグースネック(細口)タイプのケトル

・コーヒー豆を均一に挽くためのバーグラインダー

・重さを正確に量るスケール

・抽出時間をチェックするためのタイマー

必須ではないけれど、あると便利なアイテム

・かくはん棒

・できあがったコーヒーを淹れるための専用ポット

ブレンドにしろストレートにしろ、コーヒー豆は高品質で新鮮なものを選んでください。豆の種類も豊富で迷ってしまいますが、油分の多い深煎りローストはハンドドリップには不向き。また、豆はお店で挽いてもらわずに、面倒でも毎回自分で挽くようにするのがおすすめです。

全自動のコーヒーメーカーに慣れていると、複数のアイテムを使っていくつもの手順を踏むハンドドリップは面倒だと感じてしまいますよね。でも最適なアイテムとノウハウを手に入れてしまえば、ハンドドリップほどリーズナブルに楽しく最高のコーヒーを淹れられる方法はありません。手間と時間をかけた自分好みのコーヒーは至福の1杯になるはずです!

誰でも最高のコーヒーを淹れられる! おすすめのコーヒードリッパー:Kalita Wave 185 Dripper

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Kalita Wave 185 Dripperは使いやすく、豆の風味を生かしたムラのないおいしいコーヒーを抽出することができます。熟練のテクニックがなくても、複雑で豊かなフレーバーを味わえるので、よほどのプロフェッショナルでない限り、多くの人にとって最高のドリッパーになるはず。

平底設計で表面積が広くコーヒーがムラなくお湯を抱え込むことができるため、全体的にバランスの取れた味わいと豊かな香りが広がります。テストではベラ・ドノヴァンとガチュヤニという2種類の豆を使用しましたが、プラムのような酸味とジューシーさ、ダークチョコレートとシトラスの風味、そしてメロンのようなニュアンスがしっかりと感じられました。高級カフェにも負けないニュアンスと味の広がりを表現してくれたのは、かなりポイントが高かったです。特に最高品質のガチュヤニとの相性が良く、ストレート派にはおすすめです。

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Kalita Waveには専用の波型フィルターが必要。オンラインで購入可能です。

円錐形のHarioのようなドリッパーだとお湯の注ぎ方でコーヒーの味は変わってしまうのですが、平底設計ならお湯が均一かつスムーズに落ちてくれるので、コーヒーの味が安定します。今回はお湯をほぼ目分量で注いだんですが、それでもおいしくできたので初心者でも失敗の少ないドリッパーだと思います。

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陶器、ガラス、ステンレスの3種から選べます。

Kalitaのドリッパーにはガラスだけでなく、陶器ステンレス製があるので、好みやキッチン環境に応じて選べるのがうれしいところ。陶器製はやや価格が高く、ガラス製はステンレス製と比べて耐久性が劣るので、そこだけはご注意を(とはいえテスト用キッチンで数年使っていてもまだ壊れていません)。ワンサイズ小型のKalita Wave 155もありますが、スタンダードサイズの185のほうがおすすめです。

気になった点:専用のウェーブフィルターがスーパーなどで手に入りにくくて少々値段が高めです。Amazonなどのオンラインショップでは販売しているので、ドリッパーを購入する際などにまとめて買っておくと安心です。

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コーヒー粉がふくらんで溢れないように注意して。

Kalitaはサイズが小さめなので、一度にたくさんコーヒーを淹れたい人には少々面倒かもしれません。また、空気を多く含む新鮮なコーヒーの場合、お湯を注いだ時に膨らんであふれてしまう恐れがあります。多めに抽出する時は注意してください。

テストの際にはフィルターのひだの中にコーヒー粉が入りこんで、お湯が届きにくいことがありました。ハンドドリップの経験が少ない方に多く見られますが、淹れたコーヒー自体は十分においしかったのでさほど問題はないでしょう。

上級者におすすめのコーヒードリッパー:Hario V-60 Coffee Dripper (Size 02)

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象徴的なデザインで目を引くHario V-60 Coffee Dripper (Size 02)は、Kalita Waveに負けないおいしい奥ゆきのあるコーヒーを淹れることができます。Kalitaよりもテクニックが必要ですが、自分好みの味をじっくり引き出せる醍醐味を感じられるのが魅力で、上級者でも満足できるドリッパーです。

このドリッパーでコーヒーの風味を最大限引き出すには、お湯を渦巻き状に注ぐ方法をマスターするのがポイント。コーヒー粉の中心から外側に向かってゆっくりスパイラルしていきます。ハンドドリップに欠かせないテクニックなので是非練習してみてください。簡単そうに見えますが、意外とむずかしい…。でもHarioなら自分の上達ぶりが目に見えるサインとしてあらわれます。

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渦巻きのようにお湯を注ぐ技をマスターすべし!

まずはお湯を注いだ時の「コーヒー粉のふくらみ」が抑えられるのがわかります。これは、円錐形のHarioならでは。そして次に気づくのが「お湯を注いだ後もコーヒー粉の真ん中が陥没していない」ということ。一度にお湯を入れすぎると、コーヒー粉が脇にはねてクレーターのようになってしまうんですよね。Harioのドリッパーはコーヒーの抽出口がシングルホールなので、お湯を注入するタイミングとペースに万全の注意を払う必要があります。

その分湯温から豆の挽き具合、湯を注ぐスピードなど調整していく醍醐味があります。 HarioのドリッパーはKalitaよりも深く容量も大きいので、一度にたくさんのコーヒーを作ることができます。

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Harioの専用フィルターはフラットにたたんであるので、省スペース。

Kalita同様に独自のフィルターを使用しますが、オンラインショップやコーヒー専門店で購入することができます。素材は陶器ガラス(Melittaより厚め)、メタルプラスチックの4種類。

ベーシックな初心者向けコーヒードリッパー:Bee House Ceramic Coffee Dripper

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Bee House Ceramic Coffee Dripperはお手頃価格ながら、バランスのいいコーヒーを作り出します(コクは若干弱め)。フィルターもスーパーなどで一般的に手に入りやすいMelittaのペーパーフィルターを使うので、ハンドドリップ初心者の方や手軽さを重視する方にはおすすめのドリッパーです。

その味わいはコーヒー愛好家よりもビギナーに人気が高く、専門家からはコクと深みが足りないという指摘がありました。とはいえ、シンプルでミニマムな方法でハンドドリップを楽しみたい方は、Bee Houseの「クラシック」がしっくりくるはずです。

Bee House最大のセールスポイントは、Kalita WaveやHario V60、Chemexと違ってフィルターがスーパーなどで手軽に買える点かもしれません。ワイルドでパンチのあるコーヒーや、滑らかな仕上がりのリッチでパワフルなコーヒーを味わいたいという方はKalitaやHarioのほうがいいかもしれませんが、そこまで「複雑で繊細」にこだわらないならBee Houseはおすすめです。

ハンドドリップコーヒーをたっぷり楽しみたい方におすすめのドリッパー:Chemex Six Cup Classic Series

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Chemex Six Cup Classic Seriesは見た目もゴージャスで使いやすく、ドリップされたコーヒーは極上の味わいです。Wirecutterでは「おいしさ最高ランク」に選ばれていますし、ポットとの一体型でコーヒーを淹れる際もスマートに作業できます。また、一度に3杯分(約530ml)以上淹れられるドリッパーは本製品だけでした。そしてなんといっても1941年から変わらない特徴的なフォルムはニューヨーク近代美術館の常設コレクションに展示されるほど、人の心を惹きつけます。

以前実施したテストでも、Chemexで淹れたコーヒーは「ジューシーでフルーティ」と評判で、2019年度版のレビューでは「複雑でありながらバランスのとれたコーヒーで、KalitaやHarioに負けない素晴らしい味わい」と評されています。

実際にスタンダードなハンドドリップのレシピを試してみると、確かにKalitaやHarioに負けない均一な味わいになりました。同じ分量の豆を使っているのにダークチョコレートのような風味が感じられ、飲み終えた後もコーヒーの香りが口に残り後味はクセがありません。これは、コーヒーの雑味のもとになりがちな油分をChemex独自の厚いフィルターが取り除いてくれるから。

ただ、一度に多め(6杯程度まで)のコーヒーを作るなら、コーヒー粉の量やお湯を注ぐ回数やその量に注意しないと、失敗のもとになるので気をつけてください。

Chemexのフィルターはスーパーなどではなかなか手に入りませんが、AmazonやWillam Sonomaといったオンラインショップ、最近では高級なコーヒー専門店などでも販売しています。唯一の難点は、洗いにくいということ。ポット一体型なので、なかなか奥まで手が届きにくいので、取っ手付きのスポンジなどで洗うことをおすすめします。

惜しくもランクインを逃したドリッパーたち

Blue Bottle Coffee Dripperは2017年のテストで注目したドリッパーですが、味にややムラがありコクに欠ける印象でした。この製品には専用の高価な竹製のフィルターがあるのですが、Melittaのフィルターでもちゃんと淹れられたので、わざわざ買うことはないかもしれません。Kalita Waveのほうがおいしく淹れられので今回はランク外に。

Blue Bottleと一緒にOXOの2製品もテストしたのですが、どちらもあまり評価は高くありませんでした。OXO Glass Pour-Over Setとセットになっているポットはとても良かったです。ドリッパー自体も使いやすかったのですが、仕上がったコーヒーがあっさりしすぎていて複雑さに欠けるという声がありました。

ドリッパーの上部にお湯タンクのついたOXO Pour-Over Coffee Maker with Water Tankはテクニックなしでハンドドリップが楽しめるユニークなデザイン。タンク底の小さな穴から少量ずつドリップしてくれる構造になっている意欲作ですが、残念ながらテストでは「コーヒーが薄い、抽出が不十分」という評価でした。

1カップ用のMelitta Pour-Over Coffee Brewerは安価なシンプルスタイルで、味わいと使いやすさの面で特に欠点がなかった一方、際立った点もなかったので今回はランクインを逃しました。

Bonmac ceramic dripperはBee Houseに似たV字型ですが、抽出できるコーヒーの量が少なかったです。

Clever Coffee Dripperはドリッパーの底が密閉されていて、コーヒー粉を4分間お湯にひたしてマグカップの上にドリッパーを置くとバルブが開き、コーヒーが注がれる仕組み。正確にはハンドドリップと呼べるか微妙なところですが、2019年のテストで試してみました。説明書どおりに作るとおいしいコーヒーができあがりましたが、抽出に2分以上もかかってしまう点と、通常のドリッパーよりも豆を細かく挽かなければならないのがマイナスポイントになってしまいました。

紙フィルターが不要で約1Lのコーヒーを一度に作れるBodum Pour Overをテストしたところ、滑らかさに欠けるという評価でした。また、ゴミが出なくて便利な金属製フィルターのAble Brewing Kone Coffee Filterも使ってみましたが、ろ過が甘く沈殿物の多い見栄えの悪いコーヒーになってしまいました。ハンドドリップの魅力は沈殿物の少ないきれいなコーヒーなので、やはり紙フィルターを使うのがいいようです。

ドリッパーだけじゃない! おいしいハンドドリップのためのおすすめアイテム

風味豊かなハンドドリップコーヒーのためには、ドリッパー以外のアイテムにもこだわりたいところ。本格派を目指す方におすすめのグラインダー、ケトル、スケールを一挙にご紹介します!

リーズナブルで最高のおすすめ電動グラインダー:Baratza Encore

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ハンドドリップに限らずおいしいコーヒーのために妥協したくない方にはバーグラインダーがおすすめです。2015年以降、何度もテストを重ねた結果、Baratza Encoreは比較的リーズナブルで、豆を均一に挽いてくれる最高の電動グラインダーでした! Wirecutterのコーヒーグラインダーガイドでも、最高ランクになっています。

プロペラ式の安価なブレードグラインダーと違い、優秀なバーグラインダーならの挽き具合を微調整しながら均一に豆を粉砕。詳細はグラインダーのガイド記事をご覧いただきたいのですが、豆が均等に挽けていればドリップもムラがなくなるということ。特にハンドドリップでは味わいに大きな差が出ます。挽きムラがあったり挽きが甘かったりすると、バランスの悪い苦味の強いコーヒーになってしまいます。安価なものでもバーグラインダーのほうがブレードよりも味わいが格段に上なので、是非試してみてください。

旅先でも使えるおすすめのポータブルグラインダー: Porlex Mini Stainless Steel Coffee Grinder

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旅先でもおいしいハンドドリップコーヒーを楽しみたいという方には、手動式のグラインダーがおすすめです。テストした中ではPorlex Mini Stainless Steel Coffee Grinderがベストでした。持ちやすく、比較的スピーディに豆を挽くことができます。ステンレス製なので頑丈で携帯性も抜群。ただ、挽くには力が必要です。1杯のコーヒーを淹れるのに、数分間痛みをこらえながらガリゴリガリゴリ…とやらなければなりません。なので、日常使いにはあまりおすすめできません。毎日使うなら、電動を選んだほうがいいでしょう。

おすすめのグースネックケトル:OXO Brew Adjustable Temperature Pour-Over Kettle

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ハンドドリップコーヒーを淹れるなら、やはり細口タイプのグースネックを選ぶべきでしょう。湯量や速度を調整できますし、「ザブン、ドボン」とならずにきれいな渦巻き状にお湯を注ぐことができます。ハンドドリップには沸騰したてのお湯よりもちょっと冷ましたくらいの湯音が適しているので、温度調節機能のついた電気ケトルはとても便利です。

電気ケトルガイド作成のため、数年にわたって数十ものモデルを試してきたWirecutter編集部が「ハンドドリップにはこれ!」とおすすめするのが、OXO Brew Adjustable Temperature Pour-Over Kettleです。操作はわかりやすくてシンプル。湯温を60℃から100℃まで1℃単位で調節可能で、30分間保温してくれます。テストでは温度調節の正確さと沸騰までのスピードが際立っていました。グースネックなのでお湯を注ぐ量や速さも自在にコントロールできます。タイマー機能も付いています。

超こだわり派におすすめ! 0.1gまで量れるスケール:American Weigh Scales LB-3000 Compact Digital Scale

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均一な一杯を淹れるためには、スケールできちんと量るのが近道です。計量カップガイド でも紹介しましたが、目分量はもちろん、計量カップでもなかなかピッタリ正確には量れません。コーヒーは繊細な飲み物ですから、1gの違いが大きな差になってしまうこともあります。

キッチン用スケール紹介記事でおすすめしたAmerican Weigh Scales LB-3000は他の製品と比べて圧倒的に正確で、細部にこだわるレシピ向けのスケールです。

ビルトインタイマーや特別な機能の付いた「コーヒー専用のスケール」もテストしてみたところ、一番使いやすかったのはHario V60 Coffee Drip Scale/Timerでした。軽くてコンパクトなうえ、タイマー機能も便利でした。0.5g単位で量れますが、精度はLB-3000のほうが上。ただ、こちらは重さの変化をいち早くキャッチしてくれるメリットもありました。

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対照的に、タイマー付きのOXO Precision Coffee Scale with Timerは測定値の表示に少しタイムラグがあります。湯注ぎペースをガイドしてくれるBrewista Ratio Pour Over Coffee Scaleにも興味をひかれたのですが、なかなかペースを合わせるのがむずかしいので、ハンドドリップのテクニック自体は自分の目と腕と舌で覚えていくのが一番だと思います。


おうちカフェでもおいしいハンドドリップコーヒーを楽しめるおすすめアイテムをご紹介してきましたが、いかがでしたか? ハンドドリップは シンプルだからこそ奥が深いので、自分好みのコーヒーづくりにどっぷりはまるのもいいかもしれません。お気に入りのアイテムで最高の一杯を極めてみてください!

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