雪下ろしする屋根瓦とは画期的。
電気自動車だけでなく、家庭用の太陽光発電や充電池システムも作っているTesla(テスラ)。同社では屋根瓦でありながらも太陽光パネルの「ソーラー・ルーフ」も販売しており、なんとこれが積もった雪を熱で溶かして雪下ろしをやってのける、というのです。
ウィスコンシン州で生命保険の代理店をやっている、ジェイソン・ラッセンさんの動画でチェックしてみてください。
引っ掛かる箇所はあれど、均一にきれいサッパリ落ちていますね。雪下ろしの瞬間は見られませんでしたが、冷え込む深夜、または早朝のうちにこれが行なわれたというのも驚きです。
屋根の表面が発熱することで、溶けた雪がズルズルーっと勝手に落っこちるということは…家主が危険を冒して屋根に上る必要もなく、下で滑り落ちた雪を頭から被ることもないので安全です。
テスラの太陽光発電システム
「ソーラー・ルーフ」は全天候型の強化ガラスでできたタイルです。そして従来の屋根瓦の3倍以上の強度を持つ上、保証期限が25年というプロダクトとなっています。
屋根で集めた太陽エネルギーは、テスラのインバーターを通じて家庭用バッテリーに蓄積され、夜間や停電時に利用することができます。そしてシステムの制御や管理をスマホ用アプリで行なうことができます。テキサス州の大寒波による停電でも、この蓄電のおかげで暖かく夜を過ごすことができた、という人もいるくらいです。

Twitterに寄せられた意見で実装された
発熱機能はテスラ車に装備されているものですが、イーロン・マスクがTwitterで意見を募ったところ、フォロワーからの提案で屋根瓦にも実装されたものだったりします。
I think will still be better than a normal roof, but adding a heating grid to automatically remove ice & snow sounds like a good option. We have that already on car windows!
— Elon Musk (@elonmusk) February 10, 2020
この柔軟性がさすがイーロン兄貴ですね。雪国にお住まいの方は、ちょっと検討してみてはいかがでしょうか?
Source: TESLA, YouTube, Twitter via electrek, INTERESTING ENGINEERING