ゲーミングPCは必須ですけど、これは夢ある機材になりそう。
VRChatやVTuberの世界で、羨望の眼差しで見られるのがフルボディトラッキング勢。頭(ヘッドセット)と両手(コントローラ)だけではなく、腰や足や膝などもリアルに動かせるモーションキャプチャデバイスを装着したユーザーです。
身にまとっているアバターの可動範囲を知り尽くしているフルボディトラッキングユーザーのモーションは、マジで命が宿っていると感じるもの。自分でもチャレンジしてみたくなりますが、機材が高価でおいそれとは手が出せないものでした。
しかしパナソニックグループのIoTメーカー・シフトールが、同人フルトラッキングシステム開発者のizmさんと共に、量産型の「HaritoraX(ハリトラックス)」の開発に乗り出しました。気になる予定価格は3万円未満です。Oculus Questシリーズのみでは使えずゲーミングPCが必要とはなりますが、安い!

izmさんが開発したオリジナルHaritora(ハリトラ)はこちら。腰、両太腿、両膝に装着するセンサーと、センシングしたデータを集約するマイコンM5StickC、装着ベルトで構成されていました。Oculus Questとの組み合わせで、ゲーミングPCとのワイヤレス接続にも成功しているそうです。
シフトールとizmさんが開発するHaritoraXは、ハードウェアを新規設計し、内蔵リチウムイオンバッテリーで7時間以上の連続使用が可能なうえ、装着用の下半身スーツも付属するとのこと。外部バッテリーレスで動くこと、セッティングがラクになることは、izmさんの願うフルトラの民主化に近づくものとなるのでしょう。
しかしBOOTHで販売されていた同人ハードウェアが、 メーカー企業の助けを得てAmazonなどでも販売されるようになるというのは…夢ある話じゃないですか!
Source: シフトール , izm_11's blog