機能の操作も他者との共有も、スマホで行うスマートさ。
極太タイヤが印象的で、左右に倒れず直立できるオート・バランス機能を持ち、レッドドット・デザイン賞を受賞したこともあるeスクーターの「rolley」。マンガにでも出てきそうな、大袈裟なeスクーターといった面持ちですが、シートがあって座れるので、原付バイクとのハイブリッドみたいな乗り物なのです。
充電のタイミングもアプリで通知する賢さ。
乗り方はキックスクーターそのもの
動体検知とアルゴリズムを活用し、スロットルを回したり変速をしなくても、キックスクーターと同じ動きで加速を行います。一度地面を蹴るとローギアに、そして走行中にもう一度蹴るとハイギアに自動変速。あとは座っていれば徐々に速度を上げていきます。
もしくはグリップにあるアクセル・ボタンを押せば発進するので、お婆ちゃんでもラクラク乗りこなせます。
Riding Rolley is so easy, even your grandma can do it. #RideScooterson
Posted by Scooterson on Wednesday, November 11, 2020
スペック
後輪には750Wのギア付きハブモーターが内蔵され、600Whの充電池を3時間でフル充電にすれば、体重73kgの人が乗った場合に48kmの距離を走ります。最高時速は、米国の規制なら32kmで欧州なら25kmとのこと。
前後にディスクブレーキを搭載し、フレームは航空宇宙グレードのアルミ製なので、強くて軽く重量は31kgとなっています。サイズは全長が1620mmで、全高が1040mm、そして全幅が700mmとのことです。
Really fucking light ! The lightest on planet, actually in the known universe. #RideScooterson
Posted by Scooterson on Friday, December 4, 2020
モデルはふたつ
「rolley」にはディスプレイがありませんが、これはキーレス解錠を行うスマートフォンをハンドルにくっつけて操作を行います。画面には速度や距離、充電残量、オートマ運転で現在のギアといった情報が表示される他、ライトのオン/オフ操作もでき、クラウド接続と自動アップデートもするようになっています。ここまでの機能が、2,699ドル(約27万8,000円)でスタンダード・モデルの「rolley」です。
そして2,999ドル(約30万9,000円)の上位モデル「rolley+」には、それらに加えて友人や知人のスマホに乗車権の共有する機能もあり、遠隔での施錠と解錠、GPSで位置情報も取得でき、盗難を検知すると通知が届きます。
3万円の違いでこれだけ便利になるなら、もう「rolley+」にしちゃいますよね。
これでビジネスも可能?
離れていながら、他人に乗車の権利を貸し出せるということは、コレ1台あればシェアリングのビジネスを始めることが可能ってことでもあります。いろいろと準備は大変かと思いますが、もしリゾート地などで、こんな面白いスクーターに乗ることができるのなら、迷わず借りたくなっちゃいますよね。
Orange or Cyan. ?? Hoot in the comments.#RideScooterson
Posted by Scooterson on Friday, September 11, 2020
もし日本で乗る場合は、保安部品や登録が必要になりそうです。それでもこのカワイさとお手軽さは、ちょっと気になっちゃいますね。
Source: YouTube, facebook, Scooterson via electrek