人力MTBを、雪国仕様のeバイクにトランスフォーム!
1年の半分は雪で覆われているというカナダから、普通のマウンテンバイクにキャタピラとスキー板を合体させ、スノーモービル風の電動アシスト自転車にしてしまう、「ENVO SnowBike」というキットが生まれました。
自転車をバラせる技術があれば簡単
前輪はフロントフォークとハブを利用してスキー板を装着し、後輪は1200Wのギア付きリアハブモーター搭載キャタピラを合体。そしてフレームにあるドリンクホルダー用の穴に、パナソニック製48Vのリチウムイオン充電池を取り付ければ、既存のチェーンを通じて電動アシストをするようになります。
アシストは、クランクに取り付けたセンサーがペダルの回転を検知して作動。もし望むのなら、ハンドルにスロットル・レバーを取り付け、漕がずにキャタピラを回すことも可能です。最高時速は18kmで、8時間のフル充電なら10kmほどの距離(連続2時間に相当)を走ることができます。
「V」字型の溝が特徴的なキャタピラ
キャタピラはゴムとケブラー補強材で出来ており、軽くて頑丈。「V」字型の溝が2列になっているのがミソで、これが抵抗とエネルギー損失を最小限に抑える形状なのだそうです。なので、最大20%の傾斜でもグイグイ登ります。

ユニークなプロダクトなだけに安くはない
気になるお値段は、2,789カナダドル(約22万4,300円)と、充電池が追加で895カナダドル(約7万2,000円)とのこと。決して安くはないものの、雪国に住んでいたら電動アシストの2輪車を買うより便利かもしれません。また前輪がゴムタイヤのままなら、野山を駆け回るのも楽しそうです。