“ハロウィーンの季語といえば渋谷”。でも今年はバーチャル。
この季節はとにかくみんなが仮装してわらわらと渋谷に集まってレイブオン!っていうのが例年の風物詩だったわけですが、今年はまぁこんな情勢だし無理ですよね…だってハロウィーンっていったら密の極みですもん。
実際のところ、渋谷区も渋谷に集まるのはやめましょうと自粛を求めているわけですが、それじゃ悲しすぎるってことで、今年はネット上の仮想空間でハロウィーンを楽しもうという取り組みが行われています。

すごいですね仮想空間。渋谷区公認の配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」というメタバースがすでにローンチされており、10月26~31日にかけてバーチャルイベント「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」が絶賛開催中です。
しかし、オンラインでハロウィーン? それって実際どんな感じなの? って疑問も、なきにしもあらず。なかなかイメージしづらいというわけで、どんな雰囲気だったのか、オープニングイベントの模様をレポートします。
会場は想像以上に“渋谷”
当初、このオープニングイベントは26日夜に開催される予定だったのですが、当日はあまりにアクセスが殺到しすぎてサーバーがパンク。例年の渋谷ハロウィーンを思わせるカオスぶりに、「バーチャルでも密か! でもそれだけハロウィーンしたいって人が多いってことだよなぁ」とむしろ感慨深い思いがしたものでした。そんなこんなで28日の夜に再度仕切り直しとなったわけです。
バーチャルハロウィーンに参加するには、事前にclusterアプリをインストールしておくことが必要。iOS、Android、Mac、Windowsと、マルチプラットフォームでいけるので入れておきましょう。スマホだけで気軽に楽しむもよし、さらにVRゴーグルがあれば、よりリッチな体験ができそうです。
定刻のちょっと前にアクセス。参加者は自分のアバターを選ぶことになります。アバターでは会場内を自由に移動できるほか、拍手したり指笛吹いたりとライブを応援することもできます。

会場は渋谷のスクランブル交差点を模していて、要はあの交差点の真ん中にどかんとステージを設営したってイメージ。しかもあの交差点がすっかりハロウィーン仕様になっており、渋谷好きにはたまりません。グラフィックはかなり凝っていて、ライブの臨場感もしっかり感じられます。
なんて言ってると始まりましたよ

オープニングライブの出演者は、きゃりーぱみゅぱみゅ。ハロウィーンにはこれ以上ないって人選です。ちゃんと本人のパフォーマンスでしたよ。アバターやスクリーンの映像とかでなく。きゃりーちゃんのダンスに合わせてカボチャやらが動くグラフィックの演出もかっこよく、バーチャルライブの美味しいところをしっかり活かした雰囲気になっておりました。

ちなみにこのイベント、3D対応なのでVRゴーグルなどを使うとばっちり3Dで楽しめます。きゃりーちゃん終了後は、マドンナなどのバックダンサーを務めていたKENTO MORIのダンスパフォーマンスも。こちらもキレの良いダンスとホログラムの絡みがカッコよかったです。いいじゃんバーチャル。
この後もお笑い、アイドル、ライブ、DJといろいろなイベントが用意されているので、さくっとタイムテーブルを紹介しておきます。
■10月29日(木)
17:30 キッザニア Presents バーチャルハロウィーンパレード
19:00 Eテレ「ビットワールド」 Presents バーチャルLive ヨコヤメン/マーメイドちゃん/セイコー
21:00 au 5G Presents バーチャルLive BiSH in association with Apple Music
■10月30日(金)
18:30 au 5G Presents 「みんなの5G」和牛の超高速ライブ Supported by よしもと 和牛
19:45 au 5G Presents SPECIAL ∞ LIVE Supported by よしもと
21:00 GOOM STUDIO Presents バーチャルTalk ミライアカリ
■10月31日(土)
19:00 au 5G Presents バーチャルLive Rin音
20:00 au 5G Presents バーチャルLive NULBARICH
21:00 「DJ IN THE MIRROR WORLD」 SUPER DOMMUNE ELLEN/ALLIEN/SURGEON/KEN ISHII/DASHA RUSH21:00 「DJ IN THE MIRROR WORLD」 SUPER DOMMUNE ELLEN/ALLIEN/SURGEON/KEN ISHII/DASHA RUSH
なかなか盛りだくさんで、気になるコンテンツも多いのではないでしょうか? ネットショッピングの合間にでも、ふらっとバーチャルに立ち寄ってみてはいかがでしょう。意外と発見があるので、ぜひ覗いてみてほしいです。
イベント開催時間以外も、アバターでスクランブル交差点を徘徊できるようになっており、オリジナルグッズを販売しているオンラインショップなど、さまざまなブースを訪ねられるようになってるのでチェックしていると楽しいですよ。

来年以降はどうなるのかわからないけど、新しいハロウィーンの楽しみ方ってことで、選択肢が増えるのはうれしい限りですよね。
Source: バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス