レトロ・モダンでカッコ良い!
「AK-47」という自動小銃で世界に知られるカラシニコフ。なんと彼らは1930年代のソ連時代に作られたバイク「IZH-49」を、現代的なEVバイクとして蘇らせました。
動画の説明によりますと、空冷ブラシレスモーターの出力は15Kwでピーク・トルクは60Nm、そして最高時速は90kmとのこと。フル充電で80kmの距離を走り、ディスクブレーキを搭載しているとあります。さらにリチウムイオン電池を使用し、重量は130kgなのだそうです。
ちなみに昔の「IZH-49」は、単気筒2ストロークで346cm3(ccと同じ)というエンジンで最高時速は110kmだったようです。なので性能的にも似た中型自動二輪って感じですね。
名前にちなんで限定生産49台
ElectricVehicleWeb.inいわく、この新型「IZH-49」はロシアのコレクター向けに限定生産したモデルで、価格はおよそ2万ドル(約210万円)になるとのこと。Instagramでは、軍事関係の展示会「Army-2020」にてお披露目され、ほぼ手作業で49台のみ作られると書いています。
実はいくつもの「IZH」だけでなくいろんな乗り物も
カラシニコフは自動小銃のメーカーですが、過去にも2018年のFIFAワールドカップで警察車両用に「IZH Pulsar」を30台製造したり、「IZH」の名の下にオフロードやクルーザーバイク、それにカフェレーサーを作ったこともあります。
彼らはグループ会社としていろいろ開発しているようで、他にもふたり乗りの3輪EVや大型のヨット、有人VTOL機、航空機型ドローンなど多岐に渡る乗り物も作ってきました。コンセプト・モデルが多いようですが、ロシアの軍事産業が何をやっているのか? という観点からチェックしてみるのも面白そうです。
Source: Instagram, YouTube via ElectricVehicleWeb.in, Kalashnikov CLUB (1, 2)
Reference: Wikipedia