さすがに映画やテレビのようにはいかないけれど…。
最近のアクションフィギュアって、細かいところまで凝っていますよね。でも、ハズブロのような玩具メーカーがまだ着手していないフィギュアも数多くあります。たとえば、超ミニサイズのベイビー・ヨーダ が乗った、空飛ぶマンダロリアンのレイザー・クレストなど。
ないものは作ろう! ということで実際に自作してみせた人がいます。航空宇宙エンジニアのAdam Woodworthさんです。実際に空を飛ぶ、超ミニサイズのフィギュアと聞くと難しそうですが、特殊な空気力学を使う部分を除けば意外とシンプルな造りになのだとか(とはいえ、しっかり手が込んでいるんですけどね)。
材料と作り方はこちら
彼は最初、ハズブロの6インチBlack Seriesラインのベイビー・ヨーダ(フィギュア)を調達。その後、小さめのハズブロMission Fleetラインでおもちゃの空飛ぶポッドを使うことにしたようです。
まずはポッドのレプリカを作って、4つのモーター、充電式バッテリー、フライトコントローラー回路の配置をテスト。ちなみにこれらの材料はすべて手のひらサイズの安価な飛行クワッドコプターのおもちゃから回収したとか。
ポッド下にある4つの小道具を目立たなくするためにレイアウトも工夫し、それぞれのあいだに数mmの隙間をあけて重なり合うように配置。各モーターにわずかな角度をつけて、安定性を強化したといいます。
Mission Fleetのおもちゃのポッドを型として使用し、軽いプラスチックのポリカーボネートレプリカを作成。この時点で、小さなフィギュアやすべての電子部品が詰め込まれていても飛ぶことができる状態に。
不完全なところが逆に世界観に近いかも?
大きな課題となったのは、クワッドコプターのおもちゃから回収した安価なコンポーネントをリプログラムできないため、ポッドの飛行性能をどう調整するか。同氏は、満足のいく機動性を確保するために、モーターを再配置して、あらゆるサイズのプロペラをテストしたそうです。
それでも、テレビや映画の世界ほどスムーズに動かすことは簡単ではないようです。動画の冒頭でもちょっとフラフラしている感じがありますよね。でもそれも、マンダロリアンが一瞬でも目を離すとベイビー・ヨーダがまた何かしている…なんていうシリーズの世界観にちょっとだけ通ずるのかも.…?