Surface Book 3レビュー:ハイスペック・ハイプライス

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Surface Book 3レビュー:ハイスペック・ハイプライス
Image: Joanna Nelius

まぁ、タイトルがすべて、ですね。

公式サイトで「想像を超えた、パフォーマンスを。」とうたうだけあってハードスペックが高いSurface Book 3。ただ、価格もそれなりに高いです。米Gizmodoががっつりレビューしています。


USBポートがちょい変わったなという以外、見た目では既存モデルと最新モデルのSurface Book 3の違いはそうありません。横に並べても外観はほぼ双子。そっくり。キーボードのレイアウト、色、スクリーンの割合、ベースから外れるところも同じ。ヒンジまで瓜二つです。

では、何が違うのか? 中身ですよ、中身、スペック! Intel Core i7-1065G7プロセッサに、Nvidia GTX 1660 Ti Max-Qグラフィックカードがはいってます。仕事でも遊び(ゲーム)でも1日乗り切れるハイパワー。

ただね、そのハイパワーを支えるためにはコストがかかる。これ、高いんですよね。高いぶん、2-in-1端末としての便利さがもある。でもみんながみんな1台2役が必要なわけではないし…。つまり、一般向け端末ではないのかなと思います。

Microsoft Surface Book 3

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Image: Joanna Nelius

これは何?:Microsoftの2-in-1端末Surface Bookの第3世代。ハードがアップグレードされている

価格:13インチモデルが20万9880円から、15インチモデルが29万2380円から(レビュー端末は29万2380円の15インチモデル)

好きなところ:タッチスクリーンキーボードの感度の良さ、サウンドシステム、シャープなディスプレイ

好きじゃないところ:高い、スタイラスペンついてない、アスペクト比のせいでゲームしにくい

PCでありタブレットでもある

Surface Bookが成長していくのを見るのは嬉しいですね。今回USB-Cもついたし! 初代がデビューした2015年当時は、iPadの存在感からタブレットに注目が集まっていて、2-in-1端末はまだそこまで一般的とはいえませんでした。ただ、iPadやSurfaceを使っている人の中には、外付けキーボードを一緒に使っている人が多くいました。いや、今もいます。タッチスクリーンのバーチャルキーボードじゃ、まだ仕事できないよねってタイプですね。そこで、Surface Bookの最大のセールスポイントは、物理キーボードがあることになります。機能的なラップトップでありながら、必要であればタブレットにもなれるという個性がウリなのです。

タブレットモードの使い心地、良好

かくいう私は、反タブレット派。タブレットの画面でタイピングなんてできないし、別売のキーボードを買うのもなんかシャクだし。その私が、今回Surface Book 3を使ってみたら、驚いたことに(スクリーンのキーボードも)けっこういいなと。物理的凹凸がないのでタイプミスはしちゃう、しちゃうけど思っていたよりずっとスムーズ&スピーディにタイピングができまるなと。これなら使い続けてももいいなと思えます。

Surface Book 3は、13.5インチと15インチの2モデル。13.5インチは、ディスプレイが3000 x 2000(267PPI)で1600ドル(20万9880円)から。15インチは、3240 x 2160(260PPI)で2300ドル(29万2380円)から。レビュー端末としてMicrosoftが準備してくれたのは、15インチモデルだったので、その分バーチャルキーボードも通常のタブレットよりも大きい。キーボードのキー自体も大きめ。使ってみると自分でもびっくりしたのですが、なんだかんだでタブレットモードの方をよく使っていたということ。画面の下部に表示されるバーチャルキーボードのほうが、ベースの上部に位置する物理キーボードよりも手に近いので、使い心地がいいとも思います。

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Image: Joanna Nelius

物理キーボードが嫌ってことじゃないですよ。何も悪くないです。ただ、15インチスクリーンなだけに、バーチャルキーボードの方が大きくて使いやすいと思っただけ。今までSurface Book使ったことある人ならばわかると思いますが、物理キーボードには前モデルからの大きな変化はなし。個人的には、Surface Book 3はキーのあたりが軽く、静かになった気がしますけど。

キーボードからディスプレイが外れるのも、いつも通り(前モデルと一緒)。キーボードの右奥にあるボタンを押してはずします。クリック音がすると、スクリーンにタブレットを安全にとりはずせますというメッセージが表示されます。

ところで、ラップトップよりもタブレット使いをメインにするのは、アーティストやデザイナー以外でどういう人がいるか、いろいろ考えてみました。結果、私が思ったのはタブレットをメモ帳がわり、ノートとして使う人なんですよね。その場合、SUrface Book 3で残念なのは、ペンがついていないということ。いや、ペンはあるけど別売で100ドルだということ。

ゲームもできるスペックだが、アスペクト比3:2が残念

スペックを考えると、私ならゲーム使いしたくなります。が、これもちょっと残念なところがあり、Surface Book 3のディスプレイはゲームに適した縦横比じゃないんですよね。通常、ゲーム用PCって画面が16:9なんです。だけど、Surface Book 3は3:2。設定する画質にもよりますが、どうしても画が歪んじゃうんです。それか、映画のレターボックス版みたいになっちゃうか。『オーバーウォッチ』をプレイしてみたんですが、この設定のせいでいつもみたいに集中できず…。

画面の縦横比が気にならないならば、パフォーマンスは問題なし! 大抵のゲームは1080pでプレイできるし、グラフィックを高にさげるとフレームレートは60fpsでした。『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』を最高画質でプレイして平均57fps。『ファークライ5』はウルトラ画質で平均67fps。『メトロ エクソダス』は、中から低画質で60fps、ウルトラだと平均34fpsでした。でも、これはフルで楽しむならGTX 1660 Ti Max-Qより上のGPUがいるレベルのゲームなので、こんなもんだろうとは思います。

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Image: Joanna Nelius


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Image: Joanna Nelius


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Image: Joanna Nelius


CPU頼りなゲームなら、Surface Book 3のパフォーマンスはよき。Intel Core i7-1065G7よき! ただ、BlenderとHandbrakeのベンチマークテストではぼちぼちだったんですけど。Blenderの3D画像レンダリングは25分、GPUありで27分ちょい。4K動画を1080p (30fps)にトランスコードするのは23分。

ちなみに、『シヴィライゼーション VI』(戦略シミュレーション)は1ターンの処理が終了するのに8秒、1080 Ultraで平均65fpsから70fps、『Total War: Warhammer II 』は同画質同グラフィック設定で47fpsでした。

その価値は2-in-1にあり→値段を考えるとニッチか

パフォーマンスはいい。でも、これがSurface Book 3購買の決め手になるとは思いません。ボタン1つでラップトップがタブレットになる2-in1端末の需要は、ニッチながらもあります。ただ、2800ドルだしてどうしてもこれが欲しいかと言われるとなぁ。このスペックでこの価格かぁと思わずにはいわれません。パフォーマンスとコストのバランスを最重要視するならば、ゲームPCでもっといいやつ・もっと安いやつはいくらでもあります。つまり、この値段の高さは2-in1端末になるという部分に払っているわけで、これがわりきれる・必要ならばありだと思います。ちなみに、バッテリー持ちも11時間でけっこういいよ!

Surface Book 3は、軽くゲームをプレイする、クリエイティブな仕事をするならば素晴らしい端末。ただ、動画編集やガチゲーマーならばパフォーマンスがもう一つたりません。メールとウェブ観覧くらい、ちょっと仕事もするかなくらいなら、13インチモデルでもいいかも。いや、それくらいならもっと安いラップトップはいくらでもあるんですよね。というわけで、一般的ではないのかと。ニッチな層にうける端末なのかもしれません。

まとめ

・タブレットとしてもラップトップとしても使い勝手良し。

・タッチスクリーンの感度抜群。

・サウンドシステムが素晴らしい。タブレットオードで映画見る or ラップトップモードでゲームすると最高。

・ハードのスペックを考えると高すぎる。

・ターゲット層がニッチすぎる気も。

Source: Microsoft

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