旧ソ連の技術を現代に蘇らせました。
これまでニキシー管腕時計はいくつも作られましたが、世界で初めてガラスに入った蛍光表示管を小型化したと謳う、ニキシー管腕時計「NIXOID」がKICKSTARTERで出資金を集めています。
hackster.ioによりますと、蛍光表示管はフィラメント、陽極、およびセグメントにそれぞれ電力を必要とするため小型化が非常に難しいとのこと。ですがウクライナにあるNIXOID labは、2本のIV-6ニキシー管を時間表示に、さらに2本のIV-15管を秒と午前/午後表示用に用い、航空グレードのアルミ製ケースとサファイアガラスの中に閉じ込めることに成功。重量はわずか26gと軽い造りになっています。
ではちょっぴり映画『ブレードランナー』を意識したプロモ動画をどうぞ。
丸形の「LITE VFD」
充電はmicroUSBを使い、寿命は10日間あるとのこと。ボタンを押すとアニメ化された時刻が表示され、ホールドすると充電残量が確認できます。また充電中はインジケーターが赤く光り、フル充電されると緑に光る仕組みもあり、見た目にとても美しいとのことです。
こちらは190ドル(約2万円)で出資ができ、お届け予定は9月となっています。
角型の「Cyber Watch」

こちらはIVL 2-7/5管を使い、時計を薄型にすることに成功しており、4桁の数字が表示されます。「Cyber Watch」は、なるべく安く提供しようとプラスチック製ケースを使用していますが、丸形よりチョイお高い230ドル(約2万4800円)というお値段です。
キャンペーンの終了は7月1日ですが、執筆中は43人から約54万円の目標金額を超える130万円ほどの出資金が集まっていました。どちらもゴツくて妖しく光る感じがタマりません。数秒おきに光らせて、ニヤニヤしたいですね。
Source: YouTube, Instagram、KICKSTARTER via hackster.io