魅力的な2モデルですぞ。
海外ではすでに発売されていたソニーの新型ワイヤレスイヤホン「WF-XB700」と「WF-SP800N」。これら2モデルの日本発売日が決定しましたよ!
ソニー伝統の重低音「WF-XB700」は約1万5000円

低音を重視したEXTRA BASSシリーズの名を冠した、初の完全ワイヤレスイヤホン。それが「WF-XB700」です。歪みのない低音再生が推し要素で、ワイヤレスイヤホン初心者にオススメできるコスパも魅力。米Gizmodoによるレビュー記事の翻訳はコチラ。




豊かな低音の秘訣は、12mmの大口径ドライバー。スタンダードなワイヤレスイヤホンのドライバーは6mm前後なので、倍サイズのドライバーから届けられるドゥンドゥンサウンドには期待して良いでしょう。XBシリーズのヘッドフォンが好きだった人には懐かしいサウンドになるかも。
本体再生時間は9時間、バッテリーケース併用で合計18時間。ケースの大きさはAirPods Pro以上WF-1000XM3未満というサイズ感で、ポケットへの収まりは良さそう。ノイキャンは非搭載、操作は物理ボタン。防滴性能はIPX4。低価格ながら接続はWF-1000XM3と同じ左右同時伝送方式です。

海外では130ドルというコスパも魅力でしたが、気になる国内価格は税抜1万5000円前後。発売日は2020年6月6日(土)。安いねぇ…! ノイキャン不要で迫力あるサウンドを楽しみたいという人には、ベストな選択肢なんじゃなかろうか。操作性が良い物理ボタンも、「WF-1000XM3」と差別化できるポイントですね。
ノイキャン「WF-SP800N」

前モデルであるWF-SP700Nからの改善点は多く、なんとアダプティブサウンドコントロールに対応。行動・場所を検出しノイキャンや外音取り込みをAIが自動調節する機能で、WF-1000XM3の推し機能でもありました。ただしノイズキャンセリング機能はWF-1000XM3がもつQN1eチップを搭載しておらず、同等のノイキャン性能は期待できないかもしれません。






現状のソニー最高峰イヤホンたるWF-1000XM3と比較して、WF-SP800Nが大きく勝っている点はバッテリーでしょう。ノイキャンONで連続9時間再生という、WF-1000XM3の1.5倍近いスタミナを持っています。ノイキャンOFF時なら本体だけで13時間再生。ケース込みでのバッテリーはノイキャンON時は合計18時間、OFF時は合計26時間です。
耳にクイっとフィットするアークサポーターや、水洗いできるXP55相当の防水・防塵性能により、ワークアウト性能は申し分無し。ケース形状はWF-SP700Nの頃から大きく変わり、WF-1000XM3に似たシルエットになりました。操作はタッチコントロール。

価格は税抜2万4000円前後、発売日は6月27日(土)。WF-1000XM3も3万円いかないくらいの価格になってきましたし、比べるとしたら音質や装着感、バッテリー、デザインあたりでしょうか。普段からワークアウトをする人にとっては「ハイエンド機の体験をジョギング中も味わえるぜ!」と、優勝しちゃうモデルになるかも。
新しい生活様式のそばに、ワイヤレスイヤホン
ここ数ヶ月で一気にリモートワークが浸透してきましたが、通勤しなくなってイヤホンを使わなくなった人もいるのでは? 家にはPCやスピーカーがあるし、と。それはちょいともったいない話。
家で一人で仕事をしている時も、イヤホンをするとさらにクローズな気持ちになれたり、ノイキャンがあれば外の車の音や工事の騒音もシャットアウトできたりと、イヤホンはウチでも活躍できるガジェットだと思うのです。
これから6月、7月と進むにつれ、外に出るタイミングも徐々に増えてくるかも。もしそうなった時、イヤホンを外でもウチでも活用できていれば、以前よりも音楽やイヤホンと上手に付き合えるようになるのではと僕は思います。何かが大きく変わるこのタイミングは、耳の体験を変える良い頃合いかもしれませんね。
Source: ソニー