サムスンの梱包用ダンボール、猫の家やマガジンラックなどに再利用可能なデザインになる

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  • author 岡本玄介
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サムスンの梱包用ダンボール、猫の家やマガジンラックなどに再利用可能なデザインになる
Image: SAMSUMG Newsroom

クラフト魂に火が着けば、スゴい猫屋敷に発展するかも?

韓国の家電メーカーSamsung(サムスン)が、普通であれば古紙回収されるであろう梱包用ダンボール箱を、猫の家やマガジンラック、小型のAV機器が収まるAVラックへと再生できる、「エコ・パッケージング」を採用するようになります。

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Image: SAMSUMG Newsroom

適用されるのは、「ライフスタイルTV」のラインナップにある「Serif」と「Fram」、そして「Sero」の3モデルです。箱に印刷されたQRコードをスキャンすれば組み立て方が閲覧できるようになっています。

SAMSUMG Newsroomによりますと、このコンセプトはCES 2020にて、イノベーション・アワードを受賞したとのこと。その理由のひとつは、ダンボールにはドット・マトリックス・デザインと呼ばれる小さな無数の点が等間隔に並んでおり、ユーザーが自分で設計図を描いて簡易的な家具を創出できる、という自由度の高さにもあります。

お子さんがいるご家庭では、大きめの箱は男の子の電車に変身したり、女の子ならドレッサーになったりと、しばらく遊び道具として活躍することがあります。そこではせいぜい、マジックで車輪や装飾を描いてソレっぽくする程度ですが、予め家具になるようデザインされているのはナイスですよね。

今後は、英国のデザインやアートを紹介するメディアdezeenとともにコンペを開催し、もっと新しいキット案を生み出していくとのこと。

ダンボールといえば、任天堂が「Nintendo Labo」でちょっと近い試みをやっていますが、もっとさまざまな企業にも広がってほしいですよね。特に世界で1番ダンボール箱を多く配達しているであろう、「A」から始まるあの企業とか…?

Source: Instagram, dezeen via SAMSUMG Newsroom via INTERESTING ENGINEERING

猫の家やマガジンラックになる梱包用段ボール ほしい?

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