ポーランドのデジタル省、渡航者に自宅から自撮り写真を強制するアプリを作る

  • author 岡本玄介
ポーランドのデジタル省、渡航者に自宅から自撮り写真を強制するアプリを作る
Image: AFP BB NEWS (c)Wojtek RADWANSKI / AFP

ちょっと強引だけど国を護るためには仕方ない…のかな?

ポーランドのデジタル省が、渡航から帰国した国民に14日間の検疫期間を課すべく、自撮り写真を強制的に送信させるアプリを開発しました。このアプリは決まった時間ではなくランダムに自撮り要請があり、20分以内に自宅で撮って送信しないと警察に通報し、罰金が課せられてしまう、というものです。

警官が来るか写真を送るか

FRANCE 24によりますと、帰国者には選択肢があり、ひとつは警察から突然の訪問を受けるか、それともこのアプリを使用するかの2択が迫られるのだそうです。そしてアプリを選んだ場合、もし20分以内に写真を送らないと、その罰金は500ズウォティ(約1万3000円)から最大5,000ズウォティ(約13万円)になるのだそうな。

Futurismでは、このアプリにはジオロケーション顔認証技術が搭載されていると伝えています。なので他人の成りすましは厳禁。必ず本人が、しかも自宅から送信しないといけないのです。

ちなみに、ジョンズ・ホプキンズ大学の追跡サイトで見ると、執筆時のポーランドでの感染報告者は1,051人です。国境の閉鎖や学校の休校リモートワーク推奨などが功を奏しているのかなと思われます。

他国でのアプリ活用

中国ではコロナウイルス感染者と接触したかを問い合わせるアプリが登場したことがありましたが、一方でイラン政府が公式に出したコロナウイルスのアプリがGoogle Playストアから削除されたという話題もありました。中国は一党独裁だからすぐGoサインが出せ、イランのアプリはリアルタイムの位置情報が必要とのことで、国民が政府に不信感を抱いているのが根底あるなど、コロナ関係のアプリは国家の政治体制と関わりが深いのが興味深いところです。

今回のアプリも政府主導とはいえ、感染の可能性を持つ人達を遠隔的にチェックするためのテクノロジー利用としては避けられない流れかもしれません。今後もこうしたアプリが開発・普及しますでしょうか?

Source: FRANCE 24 via Futurism, CSSE

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