スマートウォッチ、睡眠時無呼吸症候群を救う? Fitbitが血中酸素濃度をお知らせしてくれるように

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  • author Caitlin McGarry - Gizmodo US
  • [原文]
  • たもり
スマートウォッチ、睡眠時無呼吸症候群を救う? Fitbitが血中酸素濃度をお知らせしてくれるように
Photo: Victoria Song (Gizmodo)

眠っている間に呼吸が止まっていたり眠りの質が悪かったりするのは、睡眠時無呼吸症候群のせいかもしれません。アメリカでは2200万人ほどの成人がこの病気を患っていると推定されていますが、無自覚な人がほとんどです。寝ている間のことなんて当人は把握しようがないですし、診断には病院での睡眠検査を受ける必要がありますから億劫ですよね。

しかし、Fitbitユーザーであれば、近いうちにデバイスが睡眠時無呼吸症候群を検知してくれるようになりそうです。というのも、ついに アメリカのFitbit製品に、血液中の酸素レベルの変異の推定値を提供するグラフ機能が実装されたからです。

Fitbitは、ゆくゆくは睡眠障害を検知できるようにするという目的で、過去2年間に発売したフィットネストラッカーとスマートウォッチのほとんどすべてに、SpO2センサーを搭載しています。しかし、今に至るまで同機能はユーザーにリリースされていませんでした。新たな推定酸素偏差グラフが、ようやくVersa 2、Versa、Versa Lite、Charge 3そして IonicスマートウォッチのFitbitアプリのUS版に実装されるようになったのです。

アメリカ食品医薬品局(FDA)からの認可がないため、ユーザーが睡眠時無呼吸症候群かどうかを言うまではしませんが、睡眠中の血中酸素濃度の全体像を提供してくれます。そこでの大きな変異は、何か深刻な症状が出ていて、医学的な助言を求めるべきだと示してくれるかもしれません。

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Screenshot: Fitbit

Fitbitは何年も前から睡眠時無呼吸症候群の検知に取り組んできました。2017年にはIonicスマートウォッチにSpO2センサーを搭載して、そのセンサーからのデータを活用すると思われていた睡眠スコアのベータ版を公開しています。しかしその後、FitbitはGoogleに買収され、ユーザーたちは気をもむことに。今のところ、Fitbitのミッションは買収に邪魔はされていないようです。推定酸素偏差グラフは、FDAの承認に向けての最後のステップかもしれないですね。

「Fitbitは、睡眠時無呼吸症候群のためのFDA認可の機能を試して開発するために、臨床データを集め続けています」とFitbitの広報担当が米Gizmodoに教えてくれました。 「近いうちにFDAの承認に向けて提出するつもりで、このプロセスを通して、FDAとの対話を継続しています」とのこと。

Fitbitには競合製品があります。Withingsは心房細動と睡眠時無呼吸症候群の検知機能を備えた249ドルのハイブリッドスマートウォッチScanWatchを今年発売予定(これもFDAの承認次第)と発表したばかり。Appleは2017年に睡眠トラッキングセンサーを製造するBedditを買収して、血中酸素濃度の測定に取り組んでいると長らくウワサされていますが、今のところApple Watchでは利用できない機能です。

スマートウォッチにどんな病気なのか指摘されるようになるのも、それほど遠い未来ではなさそうですね。

Source: Sleepapnea.org,

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