た、楽しくむずい…! クランクを回して遊ぶ小型ゲーム機「Playdate」ハンズオン

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  • author ヤマダユウス型
た、楽しくむずい…! クランクを回して遊ぶ小型ゲーム機「Playdate」ハンズオン
Photo: ヤマダユウス型

第一印象から(絶対遊ぶと)決めてました。

ちかごろ、フィジカルモノの良さが見直されています。物理ボタン、物理ハード、物理攻撃。最後のは違うとしても、タッチやハンズフリーが浸透する一方で、実際に触って動かすことの面白さが再発見されてきたように思う今日このごろ。

そこゆくと、Panicが生み出したモノクロゲーム機「Playdate」はまさに物理の面白さに特化したそれ。「冗談みたいなクランク」とゲームボーイのようなボタン、そしてモノクロ液晶を搭載した、レトロさと物理らしさを併せ持ったゲーム機なのです。

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Photo: ヤマダユウス型

西荻窪の雑貨店METEORにて体験会が実施されていたので、お邪魔してきました。和気あいあいとした店内では、おとなもこどももおねーさんも楽しそうにクランクを回しています。果たしてクランクの回し心地やゲームとしての面白さはどんなものなのか、いざ、ハンズオン!

※今回体験してきたのは開発中のモデルです。これがそのまま市販されるわけではない点はご了承くださいませ!

べりーきゅーとでコンパクトな筐体

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Photo: ヤマダユウス型

「Playdate」本体は、指紋が残りにくいマットな手触り。マスタードイエローがとても映えますね。厚みは約1cm程度と薄く、おもちゃ感マシマシです。こういう、持ってるだけでワクワクする小型ゲーム機、良いねぇ。クランクはクリック感なしでなめらかに回ります。

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Photo: ヤマダユウス型

iPhone 8 Plusと比較するとこんな感じ。収納していたクランクを取り出すとより冗談らしさが増すというか、シルエットが矩形じゃなくなるせいか印象がガラリと変わります。どことなく工業製品っぽさもある?

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Photo: ギズモード・ジャパン

ポケットにも入る薄さ! スマホかと思わせといてポケットからコレ出してクランクくるくるし始めたら「なんぞあれ!?」って思われること請け合いでしょう。強い。

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正面。十字キー、ABボタンは説明不要かな。右上にメニューボタン、スピーカーが見えます。本体右のクランクは収納状態。
Photo: ヤマダユウス型

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背面。ロゴはデボス加工。
Photo: ヤマダユウス型

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クランクをひっぱりだして下部&右側面から。充電用のType-C端子とヘッドフォンジャックが見えます。クランク収納部は深く溝加工されてます。
Photo: ヤマダユウス型

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上部。電源ボタンはLEDインジケーター搭載で、新作ゲームが届いたときなどに光るそうです。
Photo: ヤマダユウス型

時間軸を操作する不思議なゲーム

体験会では『塊魂』などを手掛けてきたゲームデザイナー高橋慶太さん手掛けたゲームをプレイできました。デモ機ということで内蔵しているゲームはこれ1種類でしたが、「Playdate」はWi-FiとBluetoothに対応していて、新作ゲームはネット経由で受け取れる仕組みになっています。

遊んだゲームはこんな感じ。

クランクを回して、デートに向かう主人公を動かすというもの。道中には障害物があり、これをいかに回避していくかとなるワケです。プレイヤーができることはクランクを回して時間軸を進めることだけですが、そこに「Playdate」ならではのギミックがあります。

例えば、正面から飛んでくるミサイルをどう避けるか。普通にクランクを回す=時間を進めるだけでは避けられません。ですが、道中で主人公がしゃがむ瞬間があります。なので、ミサイルが見えたらクランクを戻してしゃがむ地点までバック! ミサイルは時間軸に関係なく動いているので、主人公をしゃがませた状態でやり過ごす…という感じです。

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Photo: ヤマダユウス型

障害物によってはクランクを急いで回す必要もあればゆっくり回す必要もあったりと、時間の流れをどうコントロールするか、ひらめきの勝負です。シンプルながら障害物の種類や組み合わせによっては「え、これどうやって突破するの!?」と良い意味でのジレンマも。なんとか8ステージまでいけましたが、約80ステージ(くらい? まだ開発中ですので、完成版のボリュームがどれくらいになるかはまだわかりません)あるらしい…。十字キーなどと違い、変化量をクランク速度でコントロールできるのがエポックでした。

あと驚いたのは、音とビジュアル。クランクを早く回せば音楽も早く高音になり、巻き戻せば逆再生になるという、テープの再生と同じ鳴り方なんです。これがまた気持ち良いし、正面に向いたスピーカーから出る音も迫力充分。コンパクトなボディに見合わぬサウンドに圧倒されました。

2.7インチのモノクロ液晶ディスプレイは電子ペーパー並みに高精細で、あえてのバックライト非搭載。それでも照明下でハッキリ見えるほど発色はよく、ゲームボーイを4K化したらこんな感じかもしれませんね。ノスタルジックでありながらも、しっかり見えてじっくり遊べる。どこをデチューンしてどこをアップグレードするか、その線引きがわかってらっしゃる。

動かして遊ぶことの面白さ

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Photo: ヤマダユウス型

クランクが奇抜なだけのアイコンではなく、プロダクトデザインやコンセプトに噛み合っている。そこがまず素敵だなと思いました。ゲームとの相性についてはゲームによりけりだと思いますが、なんせまず回してみたくなるし、回す速度で色々変わるというのもボタン操作にはなかった表現性でしょう。

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Photo: ヤマダユウス型

そしてこれは触って始めに感じたことですけど、つくりがすんごく丁寧。ラウンドした隅とボルトの半径の統一感とか、情報量のシンプルさとか、インテリアとして成立するほど美しい。ハード面だけでなくUIも丁寧で、ニュっと出るメニュー画面も気持ちよかったり。UIUXデザインってやつですな。

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メニューのわずかな傾き、バウンスが心地よき。
GIF: ギズモード・ジャパン

だってもう、シンプルに触っていて楽しかったですもん。これってゲーム機、むしろプロダクトとして大正義な感想でしょう。便利なガジェットは世の中に沢山ありますが、そうした利をさしおいて欲しくなるモノってたまにありません? 「Playdate」の素敵さは、そこです。欲しい!

発売日は、2020年。なる早を目指して鋭意製作中とのことです。価格は149ドル。発売時には第1シーズンとして、12のゲームが毎週1つずつ届きます。高橋慶太さんのほか、壺男ゲーの製作者ベネット・フォディ氏や、「Retro Game Crunch」のショーン・インマン氏などの著名クリエイターも参加予定です。遊びごたえは充分そうだ…!

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Photo: ヤマダユウス型

原寸ステッカーもいただきまして。自分で何かを動かすって、やーっぱ楽しいなー。

修正[2019/12/24]ハード・ソフトがともに開発中のものである表記を追記しました。

Source: Playdate

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