DJI Mavic Mini レビュー:安くて小さくて簡単、みんなが使えるドローン

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  • author Adam Clark Estes - Gizmodo US
  • [原文]
  • Rina Fukazu
DJI Mavic Mini レビュー:安くて小さくて簡単、みんなが使えるドローン
Image: Raul Marrero/Gizmodo US

プロ以外のすべての人向け!

正直、もともと小さなドローンにはあまり良いイメージを持っていなかったという米GizmodoのAdam Clark Estes記者。10年ほど前に初めてクアッドコプターEstes Proto X (この記事の製品レビューとは無関係)を試していたところ、軽いためか風に吹かれて自分の目に直撃してきたのだとか(!)。

あれから時が経ち...そんな彼が最新のDJI Mavic Miniをレビューしました。どれくらいのサイズ感で、風当たりや衝撃耐性、撮影性能はどうなのか...最新のミニドローン技術をチェックしてみましょう。


過去の苦い経験から、最新のMavic Miniに対してもちょっと用心深くなっていました。

こんなに小さいと、あんまり大したことできないんじゃないかって...。ところが2週間くらい使ってみたら、そんな警戒心もまるごと吹き飛ばされた気分になりました。

DJI Mavic Miniは、折り畳むと飲み物の缶ほどのサイズになります。すなわち、Estes Proto X や DJI Telloと比べるとまだ大きいほうなんです。でもMavic Proと並べるとすごく小さく見えます(ちなみに Mavic Proは2016年当時、折り畳むと超ミニサイズと考えられていました)。

さらにMavic Miniは、昨年リリースされたMavic Airよりも小さくて、折り畳むともはやディナープレートサイズになります。

DJI Mavic Mini

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Image: Raul Marrero/Gizmodo US

これは何?:ちっちゃくて軽くて折り畳めるドローン

価格:400ドル(日本国内価格:46,200円〜)

好きなところ:持ち運び可能。画像クオリティの良さ

好きじゃないところ:風あたりに弱いかも



小さい = 衝撃に弱い?

ドローン側面にしっかり明記されている通り、Mavic Miniの重さは249グラムiPhone 11 Proより23グラム重いくらいです。ドローンに詳しい方ならご存知、この重量があと1グラム重ければ米連邦航空局(FAA)認可を受ける対象に含まれていたこともおさえておきたいポイントです(ただ、ドローンの重量に関係なく、FAAではすべてのサイズのドローン、特に空域制限の順守に関するルールを敷いています)。

2週間ほど使っているあいだMavic Miniをクラッシュさせたことはなかったですが、衝撃耐性についてはいくばくかの不安も感じます。というのは、Mavic Proのミニ版とはいえ、障害物回避機能が欠落していて(安全着陸のセンサーであれば、機体下側にあります)衝突時ローターの保護には追加20ドルでプロペラガード「Mavic Mini 360º Propellor Guard」があります。ただし、こうした付属品を取り付けることでドローンの超コンパクトな特徴を損なう可能性も否めません。

DJIは、Mavic Miniの軽量さは空中から落下しても大きな衝撃を引き起こさないという考えを示しています。それでも初心者パイロットからすると、木などにぶつかった場合のリスクを軽視することはできないかもしれません。

新アプリでの操作感

MavicシリーズにはDJI Goとよばれるアプリがありますが、Mavic MiniはDJI Flyとよばれる新アプリで簡単に操作できるようになりました。これには飛び方の基本を学べるチュートリアル、飛行シュミレーターも含まれています。

撮影中の写真撮影も可能ですが、DJI Flyは従来のDJI Goとは異なり、基本的に露光調整のみを設定できる初心者フレンドリーなバージョンのアプリとなっています。ドローンパイロットとしてある程度経験がある身からすると、Mavic Proのように洗練されたカメラ機能が恋しくなることもありますが、Mavic Miniでの動画撮影は簡単で素早くできるのでこれはこれで気に入っています。

DJI Flyアプリを使用してドローン操作する際、ワンタップでコントローラーとドローンを接続し、2度目のタップでドローンは離陸します。写真のほか動画撮影が可能です。

自撮りができるDronieや、螺旋を描くHelixなど自動Quick Shotモードも含まれます。

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iPhone 11 Proよりもわずかに重いくらい。
Image: Raul Marrero/Gizmodo US

軽量性 vs 風あたり問題

Mavic Miniは超軽量であるがため、たとえバックパックに入れて1日中持ち歩いても負荷を感じることはないはずです。そのいっぽうで、小さいからこその問題も抱えています。

ドリフトを防ぐためにGPS Precise Hoverという機能があって、穏やかな日には役立つのですが時速16km/h(10マイル/h)ほどの雄風が吹く日になると、話はべつでした。アプリで強風に関するアラートが度々出るなか飛ばしたところ、地上1m以下の高さでもすでに安定した状態を保つのに苦労しました。ちなみに同じ条件でMavic Proを使用したところ、ドリフトもパニックもまったく起きませんでした。

撮影性能はすばらしい

少し風が吹いていたとしても、印象的で安定した映像ができました。機体が小さいことも、価格が手頃なことも忘れさせるような仕上がりです。動画は毎秒30フレームで2.7K解像度、毎秒60フレームでフルHDで記録されます。特に小さな画面で再生を見る場合、2.7Kと4Kの解像度の違いに気づく人はほぼいないでしょう。

Mavic Miniの映像もうまくスケールアップできますが、 画像が大きいほど細部に気づく人も増えるかもしれません。これは、Mavic Miniの最大ビットレートが40Mbpsであるため、たとえば最大ビットレートが100MbpsのMavic Proの映像と比べると画像情報がはるかに少ないことがわかります。それでもMavic Miniは、優れた色精度で低光量の撮影もうまく処理できます。

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Image: Raul Marrero/Gizmodo US

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Image: Raul Marrero/Gizmodo US


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Image: Raul Marrero/Gizmodo US


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Image: Raul Marrero/Gizmodo US


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Image: Raul Marrero/Gizmodo US


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Image: Raul Marrero/Gizmodo US


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Image: Raul Marrero/Gizmodo US


DJI Mavic Miniは、プロのカメラマン向けではありません。同社マーケティングチームは「Everyday Flycam」と、あまり捻りのないキャッチフレーズをつけましたが、その名の通り毎日使えるドローンを目指しているようです。YouTuber、冒険家、あるいはクールなお父さんにとって、すっきり簡単に、しかも安価で航空写真を作成できます。そういう意味でMavic Miniは、プロ以外のすべての人向けだといえます。

Mavic Miniの価格は400ドル、つまりMavic Air(DJIが昨年リリースした、小さく優秀な折りたたみ式ドローン)の半分以下、Mavic 2の4分の1以下です。もちろん、こうして数字だけ並べるのはフェアなやり方じゃないですよね。高価なものほど、優れた機能がついてきます。

ただ、そうした機能が(多くの人にとっては)必要のないものであったりして...そういう意味でMavic Mini は必要最低限が詰まった良いドローンだと思っています。飛行の方法を学んだり、良い空中映像を撮影したりするのに十分役立つことでしょう。

Mavic Miniは今世紀のガジェットへの関心を高めるゲートウェイドローンとして、まちがいなく単なるおもちゃ以上の存在だといえます。

メモ

・小さくて軽い!

・米連邦航空局(FAA)認可不要の249g

・想像以上に画質がきれい

・控えめに言ってコスパ最高

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