料理をしながら充電できる! 火力を電気に変えるアウトドアクッカー

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  • author 三浦一紀
料理をしながら充電できる! 火力を電気に変えるアウトドアクッカー
Image: Makuake

1台で料理も充電もできるなんて!

クラウドファンディングサイト「Makuake」で資金調達を行なっているアウトドアクッカー「Thermal Power クッカー」、通称「TPクッカー」。キャンプに便利なアルミニウム製のガスボンベ式クッカーです。

まあ、それだけならアウトドアグッズのお店に行けば、いやというほど売っていると思うんですけど、これはちょっと違う。なんと、料理時の熱を電気に変換して、スマホが充電できるんです。

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Image: Makuake

火を使った発電というと、火力発電を思い浮かべる人が多いかと思います。火力発電は、水蒸気の力でタービンを回して発電しますが、TPクッカーはそうではありません。温度差による電位移動により発電しています。

電位移動ってなんじゃろう? Makuakeのプロジェクトページに解説が載っています。

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Image: Makuake

全ての物質は加熱すると電荷担体(マイナスの電荷を持った電子、あるいはプラスの電荷を持った正孔)が発生します。一方物質の冷却されている端では電荷担体の発生がほとんどないため、密度バランスが崩れ、加熱端から冷却端に電荷担体の流れが発生します。

一方、加熱端において電荷担体が流れ出てしまったあとは、電荷担体と反対符号の電荷を持つため、加熱端と冷却端の間に電位差が生じます。これをゼーベック効果と予備、この状態で加熱端と冷却端を導線で接続して負荷を与えることで、電力を取り出すことができます。この原理を利用してアウトドアクッカーは発電しています。

ダメだ……。文系一筋の俺には何が何やらわからねえ……。まあ、とにかく発電しちゃうんですよ、料理すると。ええ。

Video: Corporation UI/YouTube

加熱を始めて10数秒後から電力供給がスタート。iPhone XRでは10分間で約2〜3%充電できるようです。まあ、それほど急速充電といわけではないですが、緊急時だったらありがたいですよね。

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Image: Makuake

クッカーとしての機能もちゃんとしていますよ。上下2つのパーツに分かれており、発電可能な本体側が深型、フタの部分が浅型のクッカーとして利用できます。深いほうでラーメンや汁物を、浅型のほうは食器として使ったり、炒め物なんかに向いているようです。取っ手は取り外し可能なので持ち運びにも便利です。

すでに目標金額30万円はクリア。現在8,980円(税込)で支援をすることができます。2020年1月末までに届く予定です。

先日の千葉県での大規模停電など、災害時にこういうグッズがあると大活躍しそう。家の防災グッズに加えてみてもいいかも?

Source: Makuake

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