新iPadレビュー:大きなアップグレードはないけど前モデルよりはいい。それで十分だ!

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  • author Adam Clark Estes - Gizmodo US
  • [原文]
  • そうこ
新iPadレビュー:大きなアップグレードはないけど前モデルよりはいい。それで十分だ!
Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

Appleの発表会後、AmazonにMicrosoftと続き、ガジェット繁忙期で忙しい秋。新しいものに目移りしているこのタイミングで、今年発表された新iPadのじっくりレビュー見てみましょう。レビューを担当したのは、米GizmodoのAdam Clark Estes記者です。


今、低予算でiPad欲しいなと思ったら、第7世代となる10.2インチモデル一択です。かなりお得な端末! とはいえ、Appleも慈善事業でやってるわけではないので、価格に見合ったスペックではあるのですけれど。11インチのiPad Proとの500ドルの価格差は、そのまま端末に反映されてはいるのですけれど。それは当然っちゃ当然。それでも、新iPadは前モデルよりもいい。それで十分じゃないか!

iPad(第7世代)


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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

これは何?:今、1番安いiPad
価格:330ドルから(3万4800円から)
好きなところ:良い、安い、使える
好きじゃないところ:パーツが古い

まず、前モデルよりもディスプレイが大きくなりました。Smart Connectorに対応しました。RAMが3GBです。見た目は前モデルとほぼ一緒。けっこう良かった前モデルをちょっとだけアップデートした端末と単純に考えてもらってOKです。

新iPad。第7世代iPad。エントリーレベル基本のキのiPad。まず、学校など教育機関にとっては、300ドルという価格も含め素晴らしいアイテムです。Apple Pencil対応なのでプラス100ドルで付けてもいい。macOS Catalinaの新機能Sidecarのおかげで、MacBookの補助スクリーンとして使えるのもありがたい仕様です。とはいえ、これは、何も新iPadに限った話ではなく。とすれば、新iPadはそんなに新でもないわけで。

10.2インチの2019年新iPadは、2018年春にリリースされた9.7インチiPadの後継機。ただ、新しさや驚きという点で言えば、昨年教育テーマを全面に打ち出して珍しくシカゴ開催の発表イベントで出てきたこの前モデルの方が上です。Apple Pencilに対応し、上位モデル同等の機能が増え、価格をぐっと抑えましたから。この前モデルをアップデートした今年のiPadの基本要素は引き継ぎ。2020年が目前に迫る今、そうなると、ちょっと古さも感じますね。

スペックとアップデートされた点

まず新iPadに搭載されているチップはA10 Fusion。これ、2016年のiPhone 7ででてきたチップであり、iPad前モデルとも同じ。Face IDの基礎となるNeural Engine搭載のAppleの新世代チップを搭載しなかったのはもちろん、A10の方が安いから。そう、新iPadにはFace IDないんです。もちろん、A10が悪いという話ではなく、iPod touchやApple TVにも搭載されており、多くの人には十分なチップではあります。ただ、チップは前モデルのままだよと言いたかっただけ。前モデルと同じでいうと、バッテリーも同じです。ディスプレイは大きくなっているのですが、バッテリー持ちは10時間で9.7インチの前モデルと同じ。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

じゃぁ、何が新しくなったのかと言えば、スクリーン以外で大きな点は、RAMが2GBから3GBにアップしたのとSmart Connectorに対応したこと。ただ、Smart Connectorは、外部キーボードをよく使う人はありがたいでしょうが、サードパーティのアクセサリがどこまで対応するのかによっては大騒ぎするようなことでもありません。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

ここまで書くと、新iPadいらなくない?iPad買うなら前モデルのでよくない?と思う人もいるでしょう。その気持ちもわかります。前モデルか今年のモデルか、決めてとなるのはユーザーの使用状況でしょう。

ラップトップ使いしたい人にはよい

まずは、Smart Connectorの存在。これがついたことは、iPadをラップトップ使いする人にささります。外部キーボードに加えてiPad OS新機能のマウスサポート、マルチタスクがあれば、新iPadは前モデルよりもずっとラップトップ感アップ。一方で、iPadはあくまでもタブレット使いという人には、新iPadの魅力は弱まります。スクリーンがちょっと大きいくらいじゃ劇的な変化はありません。RAMもアップしていますが、正直なところ前モデル新モデルの両方でApple Arcadeのゲームあれこれプレイしてみたところ、特に差は感じませんでした。バッテリーもプロセッサも一緒だし。

正直、今年はハードよりもiPadOSのアップデートによる魅力の方が大きい年なのです。むしろ、今年はiPad出さなくてもよかったのではと思いつつ、Appleはハード面のアップデートをサボっているなんてメディアに言われないために、とりあえずはちょちょっと新しくして出した。そういう捉え方もできてしまうというね。

iPad Proに比べてぐっとお得

そもそもですが、新モデルか前モデルかなんて話はナンセンス。だって、Apple Storeに行って両端末を目の前にして悩むことができませんから。前モデルはもうApple Storeでは買えません(Apple製品取扱店では購入可能)。つまり新とか前とか第7世代とかいいつつ、今iPadと言えばiPadは1つだけ。2019年リリースの10.2インチのみです。そこで、文頭のかなりお得な端末!という感想に戻ります。

今のiPadシリーズの中で、もっとも多くの人にフィットし、現シリーズ最安端末なのがiPad。Appleの最新テクノロジを享受したいならば、上位モデルであるiPad Proを使えばいい。A12X BionicチップもFace IDもLuquid RetinaディスプレイもApple Pencil 2.0対応もあるProを使えばいい。ただ、800ドル(11インチ、8万9800円)ですけどね。実際に使えば500ドル分の差を実感するかと言えば、それは人それぞれ。僕はProを使っていますが、正直、さすが500ドルプラス!と思うことはそんなにないですよ。だからレビューとして言いたいのは、結局iPadはお得だ!ということ。Face IDやプロセッサアップグレードしてくれたらありがたい、でもそうすると価格もあがってしまう。ならば、これでいい。iPadがすべきことはすべてできる。安い。だから、iPadはやっぱりお得。それでも欲を言うならば、外観デザインにちょっと変化が欲しかったところ。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

まとめ

・この値段ならお得な良端末
・前モデルから大きな変化はなし
・パーツも古いままだけど十分ではある
・Smart Connector対応アクセサリが増えれば良さが増す

iPad(第7世代) ほしい?

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