世界が大注目のディズニーの配信サービス「ディズニー+」の新情報が、ディズニーの投資家向けの集会で一気に公開されました。
価格は若干お手頃で、お得なセットも登場?

さてまず、気になる月額は6.99ドル(約800円)。参考までにNetflixはアメリカだとベーシック(SD画質)が9ドル、スタンダード(HD画質)が13ドル。Amazon Primeも値段が上がりましたし、他と比べて考えると若干お手頃な値段設定ですね。むしろ『スター・ウォーズ』やマーベルのドラマが見られるんならもっと取ってくれても良いんですよ……!
ただ、スタート当初はNetflixや他の配信サービスと比べてコンテンツの数が少ないはずなので、まずは控えめな値段から始めるというのは妥当なところでしょう。
また、いずれディズニー+にHulu(Foxの買収と共に権利を取得)とESPN+(同社が展開するスポーツ系配信サービス)をまとめた割引セットを展開する可能性があることも示唆したとのこと。Huluも加入してる人が多いと思うので、値段によってはこれは嬉しいところ。
コンテンツも続々登場

マーベルからは先に決定したいた『ロキ』に加えて、キャプテン・アメリカの頼れる相棒を主人公にしたドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題)』、スカーレット・ウィッチとヴィジョンのカップルが主人公のドラマ『ワンダヴィジョン(原題)』の製作が決定。どちらも映画と同じキャストでMCUと地続きになるのことと。時系列的に『エンドゲーム』の前なのか、後なのかが気になるところ。
加えて、可能性のあった並行世界の別の歴史を描くアニメ『ワット・イフ…?(原題)』も製作決定。こちらは、同名のコミックが元ネタとなっています。どうやら中には「もしも、スティーブ・ロジャースではなく、ペギー・カーターがキャプテン・アメリカになったら……」というエピソードも含まれている様子。
ちなみに先日、マーベルがディズニー+向けの新作としてホークアイの単独シリーズを製作しているという噂の報道がありましたが、こちらに関しては今回はまだ発表はありませんでした。
スターウォーズ関連では、今まさにスターウォーズの公式ファンイベントである『スターウォーズ セレブレーション』が開催真っ最中なので大発表はそちらにとってあるのか、新作の発表はなし。
ただ、『ザ・マンダロリアン』はサービス開始と同時に見られるローンチコンテンツとなる様子。また、『ローグ・ワン』のキャシアン・アンドーを主人公としたドラマシリーズには、K-2SO役をアラン・テュディックが映画から続投が決定したとのこと。キャシアンとK-2SOの名コンビが今度はドラマで見れますよ……!
他のディズニー・アニメ方面では『フィニアスとファーブ』の映画が制作決定。他にもナショナル・ジオグラフィックからジェフ・ゴールドブラムが出演するドキュメンタリーなどなど多彩なコンテンツが用意される様子。
さらにFOXのアニメの看板タイトルと言っても過言ではない『シンプソンズ』もサービス開始時から全シーズン配信予定。ディズニーでシンプソンズが見れるってのはなかなか、不思議な感じがしますね……!
単純な物量としては、TV系タイトルが7500話分、映画は500タイトル以上がサービス開始時に用意されるとのこと。他と比べると多くはないですが、しばらく見るものには困らなそうですね。
サービス開始時期は?
アメリカでは2019年11月12日からサービス開始予定。その他の地域に関しては、2年以内に随時スタート予定とのこと。ということは、日本でサービスが始まるとしても最悪の場合2021年まで待たないといけないかもしれません。
もしそうなったとしたらかなり厳しい。独占配信タイトルが仮にソフト化がされるとしても時間差はあると思うので、場合によってはアメリカに移住するファンも出てきてもおかしくないでしょう。
そもそもウォルト・ディズニー・ジャパンは「Disney DELUXE」という日本独自の配信サービスをスタートしており、こちらとの関係がどういったものになるのかも非常に気になります。移住を検討するかどうかに関わるので、サービス開始をいつするのか正式に発表していただきたいですね……!
Source: Disney, io9 , Gizmodo US