Amazon株主「顔認証技術を政府に売るな」株主総会で採決へ

  • author Patrick Howell O'Neill - Gizmodo US
  • [原文]
  • mayumine
Amazon株主「顔認証技術を政府に売るな」株主総会で採決へ
image: Emma McIntyre (Getty)

Amazon(アマゾン)の株主たちは、Amazonが顔認証技術を政府に販売するのを阻止しようと躍起になっています。

今月初め、業界関係者やAI研究者のグループは、アマゾンに対し公開質問状で、Rekognition(レコグニション)という顔認識技術を法執行機関に販売するのをやめるように求めています。研究者によれば、研究と調査を重ねた結果、肌の色が濃い女性の性別を識別する精度が劣ると主張しています。

昨年、ACLU(アメリカ自由人権協会)が調査したところによると、Rekognitionは、28人の議員を誤ってマグショット(犯罪容疑者の顔写真)と一致させてしまいました。また今年初めのMIT Media Labの研究によれば、女性を男性と誤認識した確率は約19%、さらに肌の色が濃い女性を男性と誤認識した確率は約31%だったとのこと。

アマゾンはどちらの調査研究に対しても、Rekognitionを適切に使用していないと反論しました。しかし、警察もアマゾンが推奨する方法でRekognitionを使用していないと述べているのです。

米証券取引委員会(SEC)が今週初めに、本件の株主総会での採決を進めるべきであると述べた後、アマゾンは年次株主総会の日時を2019年5月22日と発表しました。この日に「Rekognition」の販売を巡る株主提案の採決が行なわれることになります。

株主提案の要請は、第三者による証拠を用いた評価において、この技術が人権の実際および潜在的な侵害の恐れがないと判断しない限り、この顔認証技術の政府への販売を禁止することを要求するというもの。

アマゾンの取締役会はこの提案に反対。Rekognitionが販売されてからこの2年間、この顔認証技術があることで、人権を侵害したり、政府に売却したことに対する苦情を受けたことはないと述べています。

米証券取引委員会のウェブサイトに掲載された資料によると、株主提案の採決見送り許可を求めるアマゾンの要望は3月28日に却下されています。

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