アクセサリーとしてつけられる避妊薬が開発されている

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  • author Melanie Ehrenkranz - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岩田リョウコ
アクセサリーとしてつけられる避妊薬が開発されている
Image: Mohammad Mofidfar, LauraO’Farrell, Mark R.Prausnitz

毎日つけるアクセサリーで避妊できる日が来るでしょうか!?

妊娠したくない場合、今のところ女性に負担がかかる方法ばかりです。子宮内避妊用具(IUD)は一度装着してしまえば楽ですが、装着は痛みを伴います。そしてIUD以外の方法は、効果を得るためにはずっと使い続けなければいけないものばかり。というわけで、少しでも女性が楽になるようにとジョージア工科大学が避妊薬をアクセサリーとしてつけられるように開発中なのです。

アクセサリーに「避妊パッチ」を内蔵

発表されたジャーナルによると、イヤリング、指輪、ネックレス、リストバンドに避妊パッチが内蔵されていてレボノルゲストレルという黄体ホルモン剤を体内へ放出するというもの。このレボノルゲストレルは避妊に失敗した場合に使用されるアフターピル(緊急避妊ピル)に配合されているホルモンで、普通は錠剤で摂取します。子宮内避妊用具(IUD)にもレボノルゲストレルを放出するタイプがあります。「私たちはイヤリングから直接レボノルゲストレルを肌に送り込むことは、血液中に正しい容量の薬が入るようにしっかり調整できれば、IUDなどと同じ効果があると考えています」と話すのはジョージア工科大学のMark Prausnitz教授。

このアクセサリー避妊薬はまだ今のところ人間でのテストは行なっていないそうですが、ネズミでのテストはすでに終わっているとのこと。このテストは24時間のうち16時間避妊イヤリングをつけて、8時間外してみて効果を実験しました。イヤリングを外している間はホルモン濃度が低くなってしまいますが、ちゃんと人間の数値で避妊ができるくらいには残っていることがわかりました。これからは人間でのテストが必要で、IUDと同じくらいの避妊効果があるのかどうかをテストしなくてはいけないとのことです。

めんどくさくない、痛くない避妊へ

ご存知の通り、お腹、上腕、お尻、背中などに貼って使う避妊パッチ自体はすでに存在しています。しかし、3週間毎週張り替える必要があります。正しく使用された場合は99%の避妊率があると言われていますが、医療機関の全米家族計画連盟は失敗などを加味すると91%くらいの避妊率というのが現実的だと話しています。

もしこのアクセサリー避妊薬に効果が認められた場合、いろんな種類を選べるのも魅力的ですよね。毎日決まった時間にピルを欠かさず飲まなくてはいけない煩わしさとか、痛みがある方法ではなく、身につけているだけで避妊できるのは女性の負担が楽になります。男性の避妊薬というのも将来的に出てきてほしいところですが、Prausnitz教授によると男性の避妊薬については研究はされているものの、教授自身は関わっていないそう。男性避妊薬のいいものが出てきたら、教授たちもそれをどのように体に装着するかを考えたいと話しています。

さて効果が確認されて実用化されていくのでしょうか。自分の持っているアクセサリーに入れられたらいいんですが、避妊薬用のアクセサリーを買わなきゃいけないんでしょうかね?続報に期待です。

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