なんで楽器ってこんなに楽しんだろう。KORGの製品発表会で幸せになってきた

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  • author ヤマダユウス型
なんで楽器ってこんなに楽しんだろう。KORGの製品発表会で幸せになってきた
Image: ギズモード・ジャパン

物欲が、冬眠からむくむくと。

KORGが、世界最大の楽器見本市NAMM Show 2019にてお披露目した製品の国内発表会を実施しました。昨年もレポートしてきましたけど、1年はあっという間ですなぁ。

さてさて、いくつかの新製品はギズでも紹介したのですが、昔の人もこう言ってます。百ネット聞は一見にしかず。というわけで今年も製品発表会にお邪魔して、気になるアレとかコレとかソレを触りまくってきましたよ〜。もうね、めっちゃ楽しかった。楽しかった!!

ようこそディープシンセサイズの世界へ。「volca modular」&「volca drum」

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Photo: ヤマダユウス型

僕は今日、これを触りに来たといって過言ではありません。下段に並ぶ、新しいvolcaたちです。発表会場でもずっと人だかりができていて、みんなvolcaに注目してるんだなーと肌で感じました。1つずつ見ていきましょう。

volca modular

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Photo: ヤマダユウス型

volcaの操作性にモジュラーの奥深さを融合させた、セミ・モジュラーシンセ「volca modular」。触ってみて感じたのは、思った以上のそのまた一段階上をゆく奥深さがあるなということです。モノホンのモジュラーを触ってる身からすればシンプルなものなんだろうなーと思ったら、とんでもない。えぇ、とんでもないです。

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Photo: ヤマダユウス型

その理由の1つが、単純にパッチポイントが多いということ。パネルを一見すると各ツマミごとにパッチングできそうに思えるんですが、よくよく見てみると1つのツマミにパッチ穴が2個も3個もあったりするんですよ。これだけで、1つのモジュレーションをアサインするにしてもかなりバリエーションが出ます。

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Image: ギズモード・ジャパン

そんなことをぼんやりと思いつつも、あれやこれやとパッチングを試していく行為は、まこと心地よいもの。音に意識を向ける、自分と音だけの対話的行為。これぞ、没頭。モジュラーの醍醐味です。

面構えは初心者お断りって感じですけど、パッチングしなくても鳴るので、鳴っている音に対して実験的に変化を加えていくのはそう難しいことではありません。「これとこれを繋ぐとこうなるのか」と、そんな発見を繰り返していくうちに自然と操作が身につくでしょう。これにモーションシーケンスやスケールが合わさると、どんどん深淵になってゆくのですよ〜。

発売予定は2019年2月中旬、小売価格は2万3000円。

volca drum

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Photo: ヤマダユウス型

お次は「volca drum」。6パートのDSPベースで音を作るドラムマシンです。トリガーとなる波形をモデリングしてパーカッシブな音を構築する新しいスタイルで、倍音を加えて金属的な響きにしたり、ピッチを下げながらディケイを短くしてキックを作ったりできます。

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Photo: ヤマダユウス型

その音色は、アナログマシンな「volca beats」とも、PCM音源な「volca sample」とも、アナログキックに特化した「volca kick」とも異なるもの。かなりエッジーなグルーヴが作れますし、単体でパーカッシブ系アレンジが完結するので、これもまたいじり出したら止まりません。正直、常備したい。

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Photo: ヤマダユウス型

以上、2019年のニューカマーvolcaたちでした。瞑想と思索に耽りたいならvolca modular、鳴動とムンベ的フレーズを生み出したいならvolca drumという感じでしょうか。今年のvolcaは両方とも攻めっ攻めですから、刺さり方も相当だと思いますよ。

発売予定は2019年2月中旬、小売価格は2万円。

もう1つ、volcaユーザーに嬉しいお知らせ。

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Photo: ヤマダユウス型


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Photo: ヤマダユウス型

待望のvolca専用ラックが、アクセサリーを取り扱うSequenzブランドより今年の4〜5月頃に登場する予定とのことですよ! まずは2台2列をリリース予定だそうです。3台2列、4台2列も展示されていましたが、こちらは現在リサーチ中。え、SQ-1もジャストフィットするって? 最高か!

タッチ鍵盤、大々正解です。「MicroFreak」

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Photo: ヤマダユウス型

フランスのメーカーArturiaによる新製品「MicroFreak」も触ってきましたよ。こちらはマトリックスモジュレーションや4ボイスのパラフォニック、シーケンサーなどを搭載したデジタルシンセ。一番の特徴は、触れた面積によって動作が変わるタッチ鍵盤です。

こんな風に、鍵盤に触れている面積に応じてモジュレーションをかけることができます。なかなか実験的なサウンドと操作性じゃないですか? ピッチ以外にも、フィルターやLFOにアサインしても面白そう。

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Photo: ヤマダユウス型

しかもこの鍵盤部分、ちゃんと仕切りが付いていて、黒鍵には段差もあるんです。タッチ鍵盤って真っ平らになっているものもあるけど、こうやって仕切られてるおかげですごく演奏しやすい。リード的なソロもハーモニーも軽やかに弾けたし、これはとても良い設計だなぁ。

ランダマイザ付きのシーケンサーも強力だし、DCOだからギュンギュンに波形変わるし、あとデザインも完全にカッコいいし。こいつぁーFreakyに楽しめるシンセだぜ。

発売予定は2019年春頃、価格は海外では349ドル(約3万8500円)。

デジタルマルチエンジン、マジヤバイ。「minilogue xd」

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Photo: ヤマダユウス型

「minilogue」が進化した「minilogue xd」は、4ボイスの2VCOはそのままに、フラッグシップモデル「prologue」と同等のデジタルマルチエンジンを搭載してきました。エフェクトも32bit float処理になり、外装は似てても中身は実はかなりグレードアップ。その弾き心地は、まさにうっとりという言葉が相応しい。

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Photo: ヤマダユウス型

マルチエンジンのおかげで、FM的な金属音やパーカッシブなサウンドも得られるように。表現幅はminilogueから一気に増えた印象です。初めてminilogueを触った2016年の時は、あと一歩かなーと思ってたんですけど、兄弟機を出すうちに着実に進歩したようですね。この響き、この操作性、そして相変わらずクールな筐体デザイン。minilogueの、らしさが結実したと言って良いんじゃないでしょうかっ。

2019年2月下旬発売予定、小売価格は6万9000円。



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Photo: ヤマダユウス型

シンセって良いな、楽器って良いな。製品発表会の帰り道、編集部の吉岡さんとそう話していました。でも、どうして楽器って楽しいんだろう。音が鳴るから楽しいのか、音を操れるから、思い通りに変えられるから楽しいのか。駅までの短い道のりでは、その答えが出ることはありませんでした……。

でも、ひとつだけわかったことがあります。KORGの楽器たちが僕たちに伝えてきたことがあります。

楽器は、楽しい。楽器って、楽しい!

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Photo: ヤマダユウス型

あと、なぜかお蕎麦振る舞ってました、KORGさん。ほそーくながーく、だそうですよ。めでたいやね。

Source: KORG

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